orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

お金の使い方、朝三暮四になってるよね

 

どうも、日本はランニングコストに寛容になってしまったように思える。

 

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もうすぐ転勤や進学などで引っ越しが増えるシーズンだ。新たに一人暮らしを始める場合は、家具や家電製品などをそろえる必要もあるが、購入する代わりにレンタルする方法もある。レンタルのメリットや、上手に活用するためのコツを探った。

 

レンタルする方法、なんて簡単に採用してはいけない。毎月数千円出ていくということを家計管理に取り入れると、数年間で計算するととんでもない金額が出て行っているということになる。

生活するとわかるが、家具は結構長い時間使える。買い切りだと1度お金が出て行っただけでその後ランニングコストには1円も反映されない。

音楽だって、有料チャンネルだって、サブスクの言葉に騙されてランニングコストを、薄く広く撒かれて、毎月どれだけお金を払っているのか。

 

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スポーツ中継の視聴は高価な娯楽になっていくのだろうか。スポーツ動画配信大手の英DAZN(ダゾーン)が14日、日本の月額料金を3000円から3700円に、年間契約を2万7000円から3万円に引き上げる。サッカーJリーグを独占配信するダゾーンの値上げは2年連続で、値上げ幅は最大23%となる。サポーターの懐が痛む料金改定の背景には、業界に共通する課題がある。

 

そう、サブスクのポイントは、値上げがあるということだ。DAZNならまだ、嫌ならやめればいい。でも家具はどうする。やっぱりやめようと言った途端に、家具は撤収され、そこでサブスクを脱しようとすると、また1から家具を買わないといけないではないか。

一番はじめにワンショットで買っておけばそこで済んでいたことを、途中で気づいて買い直すなんて。

もし、初期にお金がないなら、それこそまだ借金してローンで買った方がいいという話である。利息はかかるが借金なら払い終えたら自分のものになる。

企業は、サブスクによる集金はとても都合が良い。企業収益が安定するからだ。売り切りだと、買い替えが起こらない限り売上が上がらない。永遠に使える便利なものを作ってしまったら、配り終えたら企業ごと消し飛んでしまう。だから、できるだけサブスクを流行らせたい。サブスクが経済的であるという誤解をばらまきたい。

必要なのは、10年単位で利用したときの総支出額だ。そのサービスを10年使うのなら買い切りの方が得かもしれない。いや、すぐやめるかも、だったらサブスクの方が断然得だ。使う時だけ契約すればいいから。いろんな側面から考えて決断するべきところを、サブスク=お得、という誤解が生まれた。それで業者が群がり、そして消費者も乗っかったように見えるが、よくよく考えると「借金するほうが得」という考え方もある。

ところが、借金は悪でしょ、みたいな浅はかな考え方もある。この合わせ技だ。

・一括で買うと、いっぺんにお金がたくさんかかり、使わないかもしれないのにリスクが高い。
・借金して買うと、利息が付くし、返せないかもしれないからリスクが高い。
・サブスクだと、使いたいときだけ支払えばいいし、ひと月あたりの金額も低く、リスクが低い。

本当にそうだろうか。

明らかに損をしていないだろうか。利用頻度と利用期間を踏まえ、総支払総額の見込みをちゃんと考えたんだろうか。

どうも、世の中、リスクを消費者に読み間違えさせ選択させた方が勝ち、のような体系になっている。

一括購入も、借金も、やりようであるし、サブスクも得じゃないケースがたくさんある。お金は大事であるから、賢くありたい。

 

朝三暮四と言う言葉をご存知だろうか。

 

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ちょうさん-ぼし【朝三暮四】

目先の違いにとらわれて、結局は同じ結果であることを理解しないこと。また、言葉巧みに人を欺くこと。転じて、変わりやすく一定しないことや生計の意味でも使われる。

 

ま、そういうことである。