orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。1日2記事投稿しています(0:00、12:00)。

借金することの良し悪し

 

借金することは一方的に悪いという話は、子どもの時から多方面から聴いたものだが、現実は話が違った。

それは違う、と今になると思う。

 

例えば10万円借りるとする。

10万円をギャンブルで使って0円にしたら、それはトータルで10万円を失ったのと同じ意味である。私の資産が-10万円だ。かなりシンプルだ。

一方、10万円するカバンを買ったらどうか。そのカバンはこれから、私にとって10万円ぶんの働きをするの「かも」しれない。それはわからないが、長く、安心して、そして満足して使えたらそれは、10万円分もしくはそれ以上の価値を持つかもしれない。その場合、お金をカバンと交換した瞬間には、私の資産は減らないのである。もしくは今後増えるかもしれない。そこには、10万円の債務と、10万円以上の価値を持つかもしれないカバンがある。

前者は、結果、資産を失くしている。

後者は、結果、資産は変わっていないか、もしかしたら増えるのかもしれない。ま、騙されてまがい物を買ったら減るのだけれど。取引なのでリスクはつきものであるが、リターンもある。

借金して、それで買いものをする場合には、吟味して等価交換もしくはそれ以上の価値を将来的に持つことを目標にする必要がある。借金を時間を使って返しながら、交換したものを所有し続けるのである。全部の借金を返し終えた時に、手元にはモノもしくはモノを利用したことで生まれる価値が残る。そのとき借金した金額以上の価値を引き出せていれば、お金を貯める時間を節約しつつ、素早く何らかの価値を手に入れた、ということになる。

お金と、価値のあるものの交換の場合は、例えそれが借金を媒介しても(暴利でなければ)何も失わない。むしろ将来、買ったものはもっと価値を持つかもしれない。最近だと、デフレ時代に購入したマンションたちが、資源高でどんどん値上がりしている。あの時に借金してでも、昔に買っておけば良かった、となる(なっている)。

だから、借金である場合であれば、その取引で総資産が減らないことを徹底するべきだ。それが守られている限りは「借金を低利で行ってくれる人が現れるなら、めいっぱい借りるべきだ」と言い切れる。そのお金を自信のある取引に使えば、そのお金を貯めるために必要な時間が節約できるのだから。時間が経過してしまうとできない取引だってたくさんある。たくさんの金額があれば、たくさんの価値があるものを時間を節約して手に入れられる。その後の返済計画は重要であることはともかくとして。

 

お金を貯めることが正義と言う人が、コツコツ長年貯めて、老いた時にそしてそのお金の使い道が見いだせず、何か変なことに使ってしまうという話もある。お金は、寝かせておいても何もしてくれない。

実は、お金は貯めることよりも、使うことの方がよっぽど頭を使うと思う。お金を交換する対象を見極める力が必要になるだからだ(だから、借金でギャンブル、はあり得ないと思う)。

ちゃんと使えば、むしろ全体の資産としては膨らむ。よい投資を繰り返すと、キャッシュは溜まらなくても、たくさんの価値あるものに囲まれ、そして時間と共に資産価値は大きくなっていく。

いい取引を見つけたときに、しかし手元にキャッシュがない時に、借金することは私はアリだと思う。そして、手に入れたものを保有・利用し続けながら、計画的に返済していけばいい。

一本調子で借金を否定することだけは避けるべきであると思う。