orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

40代でも50代でも普通に成長するというイメージを

 

もうすぐ50代、みたいな年齢になって思うけど、人間、普通に40代でも成長できるし50代になっても全然普通に成長すると思う。

世間が言うほど、脳が衰えるだの体力が無くなるだのという話は自分に当てはまらないし、価値観だってもともと、社会のマジョリティーとは外れた部分が多かったので、何の参考にもならない。世間が常識と考えているらしいこと、なんて全部疑ってかかってたし実際ころころ流行も変わるので、追いかけるだけ徒労だ。

20代の自分はあまりにも幼くて、いろんな経験をしてやっと社会に適応できた。技術の勉強はよくやったけど、一番身になったのは、会社生活なんだろう。ビジネスがどのような心持ちで成り立っているかを知った。

30代は勉強したことを大いに活かした時間だったが、まだまだ社会人としての自覚に欠けた。これも、たくさん失敗をして、その度に修正して、ということの連続だった。

40代になって、よし30代までにいろいろ経験したことを、完成形として積み上げていこうとした。したけど、やっぱり、まだまだ自分の未熟を感じる場面が多々あり、そして責任も十分に重くなっていたので学びの規模も大きかった。いいわけできないくらい、自分に制御権があったので、自分が改めないとな、という場面ばかりだった。

いくら振り返っても、反省ばかりしているし今年になってからも反省した。落ち込むのはその日までにして、次の日からは心に留める。それを続けて続けて、とやっていくとやっぱり、年齢は関係ない。よい経験によって人は確実に成長していく。

もっと、人って、年齢を重ねると反省しなくなるものなのかと思っていたけど、全然そんなことない。むしろ、「もうこれで大丈夫だろう!」と自信満々に思った自分への恥が深い。そして、本当に自分が苦手なこともわかるので、何でもかんでも突っ込んでいかなくなったというのはある。ただ、程度の問題で、まだまだ他人から比べたら、いろいろやってしまっているような気がする。反省なんて相対的なものなので、自分ができる範囲で修正し、結果的には「成長」と言ってもらえるようにしたい。

また、IT技術者としての振り返りもしておく。IT分野においての「勉強」って幅広過ぎると思う。一人が把握できる世界を十分に超えている。

だから「勉強」しようと思ったらいくらでもできるけど、ほんの一掴みしかできないと思っていて欲しい。何時間勉強するかより、何を勉強するかが数万倍大事だ。そして勉強したことをどう実業務上の経験に結びつけ、そこでまた次に何を学ぶか、という戦略的な進め方がポイントとなる。また、段々と年齢を重ねるにつけ、机上での勉強より現場で知れることの方が断然多くなる。そもそも本すらないという領域も多い。

だから、成長=勉強、はわかるが、狭義の勉強、机の上で本を開いて問題集を解く、資格を取る、みたいなことに長い時間囚われてしまうと、実務にリンクしないから、成長が止まってしまうこともあることに留意してほしい。

とりあえず、人間は40代、50代になっても成長できることはわかってきたので、長期戦だと思って対処すべき、と思う。