orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

頭の回転が速い人がストレスを抱えないために

 

なんとなくわかるような・・。

なんとなくわからないような・・。

そんな文を読んだ。

 

anond.hatelabo.jp

どこで働いても「頭の回転が速い」と言われる。

自覚はなかったが、どうやらそうらしい。

しかし最近気づいてしまった。

頭の回転が速い故に、頭の回転が速くない人の気持がまるで分からず、「どうしてこんな簡単なこともできないのだろう?」と日々ストレスを抱え、精神を病み、ジョブホッパーをやっている。

 

世の中の事実は、原因→結果となっていて、結果は「ストレスを抱える」「精神を病む」「ジョブホッパー」となっていると読める文だ。

そして、その原因には「頭の回転が速い」がある。

多分に、この「→」のところに何かがはさまっている。頭の回転が速い集団がいるとして、その中のごく一部はそういう結果となる人もいるのかもしれない。全員ということなら因果関係は証明できるが、そんなことはないように思える。頭の回転が速い人が全員病むってことは仮説段階としても納得できない。

論理をこねくり回すなら、ストレスを抱えない人、精神を病まない人、ジョブホッパーにならない人、いずれかが当てはまれば、頭の回転は速くないと断言できるが、これも説得力が全然ない。

 

もう少し可能性を信じてみよう。頭の回転が速い人が、かつ何らかの因子を同時にまとっている場合に、病むというロジック。つまり頭の回転が速いから苦悩するのではなく、頭の回転が速い上に、○○○という条件を併せ持つと、病みやすい、という考え方。

そうなってくると話は多少展開する。

追記を見ていると発達障害の可能性を疑ったがそうではない、とのことらしい。

つまり、この記事のタイトルは、私は語弊があると思う。頭の回転が速いことよりもっと、病むことにつながる因子がきっとある。その言語化こそ必要で、頭の回転は関係こそすれ、主因ではないと思う。

 

後は、頭の回転が速くてもストレスを持たない方法を考えておこうか。世の中にはいろんな人がいるから、人づきあいはストレスが付き物だ。他人のことをストレス因子と言っていたら、実は本人が周りに強いストレスを与えているかもしれないからだ。お互い様なので、あんまり他人を原因にする考え方は、よろしくないとは思う。

やるべきこと。

まずは、主導権を取れ、ということ。日本人ってグループになったときに、誰がリーダーやりますかって希望を取るでしょ。そういうときに真っ先に手を挙げる。そうしないと、自分より明らかに劣る人が主導権を取るかもしれない。そして、まどろっこしい仕切りが必ず待っていて、それに対して合わせないといけないのが非常にストレスになる。だから、そんなに頭の回転に自信があるのなら、主導権を取りきる。私がやります。そして請け負った以上はその回転をフルに生かして仕組みを作りきること。自分が作った仕組みは自分にとって一番ストレスがない。

仕事を請けるときだってポイントはある。せめてクライアントから要件を聴くところまでは、相手に合わせて誠意をもって話を聴こう。そして相手が納得したら、あとのやり方は自分のやりたいようにやればいい。これをプロセスまでクライアントから引き出して同調しようとすると、相手のペースを必ず守らなければいけなくなって、辛くなる。私は、相手がクライアントでも上司でも誰でも気にしない。やり方が悪いのであれば、いいやり方を提案するところから始める。そんなプロセスじゃ、みんな大変になるだけですよ、って。

何しろ日本人は、前例踏襲し過ぎると思ってる。明らかに非合理的なやり方を、以前からの慣習やら決まりやらと言って、守り続ける。止めちゃえばいいのに、って思ったときに、私は必ず止める方向に切ってる。それでトラブルが起きたらそれに対応するほうがまだ早い。そもそも前例踏襲するような人は、トラブルに巻き込まれたくないので何も言って来ない。あの人はそう言う人なんだ、って思われたら勝ちで、やったもん勝ち、だ。もちろん、結果には責任は持たなきゃいけないけど。主導権取ってかき回すだけかき回して、できませんでした、ってのは頭の回転が速いんじゃなく、単なる目立ちたがり屋か。

 

頭の回転が速いとして、ストレスを抱えるか活躍するかはやりよう次第であり、戦い方を工夫すれば武器にはなるはずだ。