orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

10年前(2012年)に、10年後の今はどう語られていたか

 

たまに、過去をさかのぼってみたくなる。10年さかのぼってみて、10年後こうなるだろうみたいな記事を集めてみた。面白い。

 

大谷翔平

sportiva.shueisha.co.jp

投げて160キロ、打っても高校通算57本塁打。投打ともに何十年にひとりの逸材として注目を集めているのが、花巻東のエースで4番、大谷翔平だ。その素材に日本はおろか、メジャーからも熱い視線が注がれている。投手か野手かの前に、日本かアメリカかの選択も迫られている。ドラフトを目前に控え、大谷はいま何を思っているのだろうか。岩手県出身の漫画家で高校野球に造詣が深く、大谷が出場した甲子園はもちろん、岩手県大会にも足を運んだ三田紀房氏が直撃した。

(中略)

三田 最後に、10年後の大谷くんはどこで何をやっていると思いますか?

大谷 まずは日本でやるにしても、すぐにアメリカに行くにしても、10年後には絶対にメジャーのマウンドに立って、一線級として活躍していたいです。そこを目標にやっていきたいと思います。そして僕が子どもの頃、イチロー選手や松坂大輔投手に憧れたように、子どもたちに夢を与えられるような選手になっていたいですね。

 

なっとるがな!。それも、一線級を超えるかたちで!。

 

中学生

resemom.jp

 「あなたは10年後の将来について不安に感じますか」という設問では、「とても不安に感じる」が16.7%、「不安に感じる」が52.7%となり、合わせて69.4%が不安だと回答した。

 不安に感じることとしては、「ちゃんと仕事があるかどうか」「生活できるのか不安」など、仕事と生活に関するものが多く見られたほか、「年金を含めた社会保障制度の崩壊」「原発問題が心配。日本に希望が持てない」といった意見も見られたという。

 

どの時代も、似たようなこと言ってる。

大震災直後で原発問題がクローズアップされた時代ですが、むしろ再稼働しないとエネルギーが持たんみたいな状況になってきて、人間って10年経つと忘れるんだね。

 

消える職業

www.j-cast.com

   簡単な訓練しか必要とされない「組み立て工」の仕事は、すでに先進国では過去のもの。しかし工程管理のスキルをもった人材は、大幅な増加が見込まれる。米国では「訪問セールス」は2018年までに15%、「電話セールス」は11%の雇用減少が見込まれるそうだ。

   一方で「データ分析・管理」「研究開発職」「コンピューター・プログラマーとネットワーク管理者」「医療補助職員」は、今後伸びゆく職種とされている。

 

これもその通りに進んだなという感想。

 

所ジョージ

eiga.com

タレント・所ジョージが1月11日、都内で行われた新スカルプケア用品「スリーボム ヘアメディケイティッドシリーズ」(ジャパンゲートウェイ)の発表会に出席した。金髪頭がトレードマークも、これまで頭皮ケアには無頓着だったという。新商品のテレビCMに出演したのを契機に「揉むように洗うと良いと聞いて家で実践しています」とケア開始を報告した。新商品は10年先まで頭髪の健康を約束する。現在56歳で「60歳、70歳になっても脱色していたい」と意気込んだ。

 

YouTubeで拝見しましたが、今も金髪!。10年先まで大丈夫!。

 

有望なビジネス

next.rikunabi.com

この激変する時代の中で、10年後を予測するなど無謀かもしれない。断定的に予測をしたところで、その通りにならない可能性のほうが高いだろう。とはいえ、今わかっている事実を組み合わせることで見えてくるものもある。たとえ先行きが不透明であっても、少しでも予測ができれば未来に対する備えができ、不安を和らげることにつながるかもしれない。そこで今回は3人のプロに、目の前にある事実をもとにした「10年後の有望市場」を大胆に予測してもらった。

 

コチラの記事は超面白かった。的中している部分の書きっぷりは、もはや現在だった。

 

■的中

・お金のスマート化

・「シェアハウス」と「リノベーション」による住宅再生

 

■微妙

・ネットとリアルを組み合わせた新サービス

・高齢者向けファッショングッズ

 

■はずれ

・“なりすまし不可”で実現可能となる「ネット選挙」

・高齢者向けのマッチングビジネス

・食習慣の変化に対応する「食のプロフェッショナル」

・日本ならではの高い質が活かされる教育産業

 

思ったのは、昔は「日本ブランド」みたいなものに相当自信があったこと。日本が本気出せば世界に通用すると本気で思っていた人が多かったように思う。

きっとバブル辺りにその思いのピークがあって、それ以降に就職した現在の40代くらいからそんなこと思わなくなっている。

政治家とか、ジャポニズムみたいな言葉で日本文化を海外に輸出すれば、ウケると本気で思い込んでいる層が多いのは、年齢が上だからだと思う。

この記事を書いていたのは、まだ日本ブランドを本気で信じていた層なんじゃないかな。

今の40代以下は、世界とうまくつきあっていかないと、簡単に紛争に巻き込まれると肌で感じている。昔のように、先進国と発展途上国で色分けされるような世界じゃなく、だんだんと差がなくなってきている。

 

***

 

今は2022年である。今から10年後、2032年はどうなっているんだろうか。

最近はそんなことを考えなくなった。移り変わりが激しすぎて来年のことすらわからなくなってしまった。

人類は、この混乱の時期をのらりくらりかわして、2032年を平和に健やかに迎えてほしい。そんな願いをすることに真剣味が必要になるほど、現代は混迷を迎えていると思う。