orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

時代の変わり目を観察してみる

 

時代の変わり目である。変わる以上は、古い価値観を捨てなければいけない。ちゃんと言語化しておこうと思う。

 

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IT業界の採用バブルは終わる

今年上旬くらいまではひどかった。採用サイトで募集側にいても、求職者が全員スパムに見えた。全員サクラ🌸なんじゃないかと思った。

なんとなくITやってれば儲かるんだろうみたいな時代が終わった。雰囲気SaaSはもう冬の時代に入った。相変わらず人手が必要な基幹システム領域のITを除いては「Webで今っぽくすればいいんじゃない?」は通用しなくなる。

エアなシステムエンジニアは行き場所が無くなる。ITで自分が何をできるのか、おさらいしておいた方がよい。

 

アンチ・クラウドパターンの復活

クラウドファーストという妙な言葉が流行って、クラウドしか使わない前提のような刷り込みを大量にされた前時代だが、急激な円安で目が覚めた企業が多いと思う。また、セキュリティー上の問題もクラウド独特に発生する。

最近、改めてオンプレミスの、閉じられたデータセンター上でのシステム構成図を見たが、物理的に閉じられている時点でなんて優れているんだろうという感覚を持ってしまった。

一度買ってしまって、長期保守契約を結んでしまえば、為替の影響も長期間受けないし。パッチ適用を頻繁にしなくても、そもそも閉じられた環境だし。

人手は必要になるんだろうけど、人手もかければいいわけだし・・。

また、最近の傾向として、ハードウェア側の進化が加速しているように思う。これはコモディティー化してしまったクラウドリソースと差別化するために、特化型半導体やハードウェアを作り出す方にモチベーションが向いているのではないかと思う。ほう~と思うような機能を持つハードウェアも増え始めている。

クラウドではできない、というパターンもこれから増えるのではないか。

ま、クラウドは無くなるというより、適材適所の発想となっていくのでは。

 

データ原理主義の退潮

今のTwitterの状況を見てもうなづけるが、データを持ってればユーザーを操作しお金を得ることができるだろう、というデータ原理主義は退潮すると思う。データを集め、統計学を用いて解析し、仮説を実証し行動する。一見科学的に見えるが、仮説を立てる時点で、「著者の都合の良い未来」を描きがちだという短所があった。また、お金が絡むので、スポンサーの動向があり、その方向へ向かわせるためには、データをどう歪ませればいいか、というわけのわからないテクニックがはびこったと思っている。また、その歪んだ結果を、あたかも客観的に文書に起こし世間に配布し、世間の認知を歪ませるところまで、一つのビッグビジネスになっていたと考える。

それはもう、終わったのだ。

データだけをこねくり回す仕事は、退潮する。

ウソにウソを重ねていくと破綻するというのは、誰しも知っている。今はその状態となっている。

おそらくこれから、おいそれとデータを信じない時代になる。じゃあデータではなく何を信じるか。直感になるのか。その直感を刺激できるAIが今後伸びていくのか。少なくとも、訳の分からん時代に突入したことはわかる。直感的に。

 

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時代なんて変わるときこそチャンスである。見極めて、乗る。ギャンブル性もある。リスク管理も必要だ。それこそが生きているということであり、新しい秩序が作られる瞬間に、また立ち会えるのかもしれないな、と、そこに近づく2023年にちょっと期待しているのも事実である。