orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

そろそろマスクを外していい場所では積極的に外そう

 

オフィスに行くと、ほとんどの人がちゃんとマスクを付けている。私はというと、目の前にアクリルがあるので黙って仕事しているときはマスクを外している。人の席に向かう時にはマスクを付けて行き、話をしている。会議室でもマスクをしている。だから、マスクを外せるのは自席にいるときだけ、かな。

GMOインターネットが、オフィスでマスクを外そうというキャンペーンを行っている。

 

www.nikkei.com

IT(情報技術)大手のGMOインターネットグループが、いち早くオフィスでの「脱マスク」に踏み切った。新型コロナウイルス禍によるコミュニケーション不全で、社内の活力低下に危機感を募らせたからだ。この動きにクラウドソーシング大手のクラウドワークスも追随した。ウイルスの重症化率が大幅に低下する中、素顔で快活に話せる職場に戻す動きは広がるか。

 

GMOインターネットは何だって早い。2020年、コロナが騒ぎになるや否や、一番先に動いた会社だと記憶している。

 

www.itmedia.co.jp

 GMOインターネットグループは1月27日、渋谷・大阪・福岡のオフィスに勤める従業員に、在宅勤務を命令した。

 2月10日からは、事態の長期化に備え、在宅勤務を維持しつつ、やむを得ず出社が必要なスタッフのための対策を指示。本人の体調が良く、持病がないことなどの条件を満たしたスタッフのみ出社できるとした上で、通勤時は会社が支給する防護マスク「N95」を着用し、時差通勤や自転車通勤、直行・直帰などを推奨。執務スペース入室前に手洗い・うがい・検温の「入室前チェック」を行う、といった対策を採った。

 

私は「一番早い人の次」くらいに行動する性質があるので、上記のニュースを見て在宅勤務に切り替えたくらいだ。そのGMOインターネットがオフィスに社員を戻しつつ、マスクも外すようである。

つまりはイノベーターとしてどんどん世間の先を行きたい。だからこその朝令暮改だと思うがそれでいいと思う。世間なんてどんどん変わるし、情報も揃ってきた。前言ったことに囚われる必要なくそして周りの空気なんか無視して、企業として尖っていけばいいと思われる。

さて、実際、マスクの悪影響が会社にあるのだろうか。正直あると思っている。随分、人々は音声とチャットでコミュニケーションを取るようになってしまった。それが味気ない。人々の関係性が、社員同士だけでなくお客様や協力会社とも希薄になってしまった。

いや、対面が苦手なので今の方がいい、なんて反対意見もあると思うが、そんなレベルのコミュニケーションなら今のまま続ければいい。ビジネスチャットもWeb会議も、今後消えることはない。最低限の利便性として、過去に戻ることはない。そういうことではなくて、もっとベタベタした関係性。例えば顧客に訪問して一緒に飲んで帰る。一か所に集まった後に接待する。何かのイベントで集まって話す。そんな状況が長い間失われていて、それによるロスが時間と共に蓄積してしまったというのはある。

2年くらいなら、これまでの関係性が貯蓄となっていて維持できたが、だんだんと人が変わる。まだ直接会ったことのない人と仕事をする、なんてことも日常茶飯事だ。その関係性がうまく機能しない。相手もきっと自分のことを深く知らないし、情もないので、きっとモチベーションも上がらないに違いない。・・かどうかわからないが、なんとなくそう思ってしまう。会っていないというのは大きなマイナスだ。

例え会ったとしてもマスクをかけているので相手の印象が希薄となる。希薄となるくらいなら会わない。飲みに行くのも微妙。というので、マスクが起点となって、会わないことが導き出されるというのもある。

 

「私の仕事は7200人の社員の業務パフォーマンスを上げ、顧客に喜んでもらうこと。そのためにマスクはいらないと言い続けないと、当社だけでなく社会全体が変わらない」。熊谷氏はこう言ってはばからない。無論、マスクは任意だ。だが、コロナのリスクレベルを見極めながら現実的な対応をとらなければ、すでにマスクから解放され自由闊達なコミュニケーションを取り戻した欧米企業との差は開きかねない。

 

これは、本当にそうだよな、と感じる。欧米の映像を見るとほとんどマスクは使っていない。なぜ日本はそうならないのか。欧米の真似をするのが好きな日本なのに、いつまでも、ちょんまげに紋付き袴である。黒船でも来航しないとマスクを外せない日本なのだろうか。

「誰かが外したら外そう」と考えている日本人。誰かって誰なんだろう。とりあえず、屋外ではマスク不要。アクリル等対策がされている場所でも不要。自分の頭で考えて、外せる場所では積極的に外していこうと思う。

厚生労働省のページを紹介しておく。

 

www.mhlw.go.jp

<屋外>
■マスク着用を推奨
他者と身体的距離(2m以上を目安)が確保できない中で会話を行う場合のみです。
■それ以外の場面については、マスクの着用の必要はありません(例:公園での散歩やランニング、サイクリング/徒歩や自転車での通勤、屋外で人とすれ違う場面)。

特に夏場については、熱中症予防の観点から、屋外でマスクの必要のない場面では、マスクを外すことを推奨します。

 

<屋内>
■マスク着用の必要がない
他者と身体的距離が確保できて会話をほとんど行わない場合(例:距離を確保して行う図書館での読書、芸術鑑賞)のみ。

■それ以外の場面については、マスクの着用を推奨します。

 

過剰にマスクに慣れるのは間違いである。