私は先週からずっと外に出ているので、外の世界のことにちょっと詳しくなり始めたからそれを踏まえて考察しておきたい。
今の様子を見ると、外に出ている人の傾向に以下の特徴を見て取れる。
①ワクチンを打ったから、後は感染対策をしていれば外に行けるだろう。
②ワクチンは打ててないけど、これまで通り感染対策をしていれば問題ないだろう。
まだ国民の4割までワクチンは行き届いてないらしいし、高齢者が今のところほとんどなので、通勤して見えている人々は②に当たるのだろう。
ほとんどの人が、自分はかからないという自信を持っている。これはコロナ禍を一年半生きて自分がかからないと言う状況があるので、今まで通りの行動を貫けば大丈夫だろう、と思っている。
私の元にもワクチンを接種できるチャンスはまだ来ていないので、私も②の一部ということになる。
この②に含まれる人々の中から、今日(8/4)は全国で14,000人が抽選に当たり、新規感染したということになる。もしかしたらご自身はステイホームだけど、家族が外に出て感染してそれ経由で、という人もいらっしゃるかもしれない。ただ大半は外に出ていた人だと思う。
この、②に含まれる人の中でも、環境はいろいろとバラつきがあるだろう。もちろんコミュニケーションが活発な会社に勤めていらっしゃる人はリスクが大きい。例えばスーパーのレジなど、不特定多数の人とすれ違うのは厳しい。またコミュニケーションを取らなくても、そのオフィスに百人以上常にいるような、たくさんの人を収容するような施設にいると、唾液等が手についてそれ経由で、ということもあり得る。スポーツ選手でチームワークを必要とする場合も厳しそうだ。
一方で、オフィスには全然人がいなくて、貸し切り状態みたいな環境だと、それは感染しにくいと思う。サテライトオフィスなどはそういう状態の部屋もあるかもしれない。
環境因は恵まれていても、本人の対策が甘々で、去年までは良かったけれどもデルタ株にはちっとも効きやしない、というタイプもあるだろう。電車に乗っていても、ぺちゃくちゃしゃべったり、鼻が出ていたり、マスクがぶかぶかだったりと、「できとらんやんけ」と思って私はすぐに座席を移動するのだが、まあ人によって全然ばらつきがある。結構、もうコロナ禍での行動様式なんて覚えただろうと思うけど、本当に人によって感覚は違うものだと感心すらしてしまう。
去年、2020/5に、実は政府は「新しい行動様式」というのを発表している。改めて見直してみたい。
【一人一人の基本的感染対策】
▽感染防止の3つの基本
(1)身体的距離の確保
(2)マスクの着用
(3)手洗い
・人との間隔は、できるだけ2メートル(最低1メートル)空ける
・遊びに行くなら屋内より屋外を選ぶ
・会話をする際は、可能な限り真正面を避ける
・外出時、屋内にいるときや会話をするときは、症状がなくてもマスクを着用
・家に帰ったらまず手や顔を洗う。できるだけすぐに着替える、シャワーを浴びる
・手洗いは30秒程度かけて水とせっけんで丁寧に洗う(手指消毒薬の使用も可)
▽移動に関する感染対策
・感染が流行している地域からの移動、感染が流行している地域への移動は控える
・帰省や旅行は控えめに。出張はやむを得ない場合に
・発症したときのため、誰とどこで会ったかをメモにする
・地域の感染状況に注意する
【日常生活を営む上での基本的生活様式】
・まめに手洗い、手指消毒
・せきエチケットの徹底
・こまめに換気
・身体的距離の確保
・「3密」の回避(密集、密接、密閉)
・毎朝体温測定、健康チェック。発熱または風邪の症状がある場合は無理せず自宅で療養
【日常生活の各場面別の生活様式】
▽買い物
・通販も利用
・1人または少人数ですいた時間に
・電子決済の利用
・計画を立てて素早く済ます
・サンプルなど展示品への接触は控えめに
・レジに並ぶときは、前後にスペース
▽公共交通機関の利用
・会話は控えめに
・混んでいる時間帯は避けて
・徒歩や自転車利用も併用する
▽娯楽、スポーツなど
・公園はすいた時間、場所を選ぶ
・筋トレやヨガは自宅で動画を活用
・ジョギングは少人数で
・すれ違うときは距離を取るマナー
・予約制を利用してゆったりと
・狭い部屋での長居は無用
・歌や応援は、十分な距離かオンライン
▽食事
・持ち帰りや出前、デリバリーも
・屋外空間で気持ちよく
・大皿は避けて、料理は個々に
・対面ではなく横並びで座ろう
・料理に集中、おしゃべりは控えめに
・お酌、グラスやおちょこの回し飲みは避けて
▽冠婚葬祭などの親族行事
・多人数での会食は避けて
・発熱や風邪の症状がある場合は参加しない
【働き方の新しいスタイル】
・テレワークやローテーション勤務
・時差通勤でゆったりと
・オフィスは広々と
・会議はオンライン
・名刺交換はオンライン
・対面での打ち合わせは換気とマスク
〔共同〕
今こうやって読み返すと、「甘い!」と言う部分もあったり、「今では誰もやってないな」という部分もある。
そう、人によって身に着きようやリスクの感じ方がバラバラなので、収まらない理由はそこにある。リスクの感じ方が甘くなっていて、より行動しようという人々の心が収まらないのだ。
結局、みんなこの1年で自信を持ってしまった。それが通用しなくなっているのに気が付かない。そして自信があるから皆、自分はかからないと決め込んでいる。
オリンピックも含め、前向きにチャレンジすることに対して心理的な刺激を受けているので、皆リスクを冒すことに前向きになっている。
これはチキンレースに例えられるかもしれない。前向きに行動しつつコロナ感染を避け最後は自分が勝利するか(ワクチン接種を含む)。それとも、コロナ感染が先に来るか。
この思考に対して、政府や自治体か関与できない事態となっていると考える。皆、自信満々でチキンレースをし、そして毎日一万余人が痛い目に遭う。
私は、既にこの状況を把握したので、ある程度守備的に戦うつもりではあるが、あくまでも戦っては行きたい。時間は有限であり、経済は競争によって成り立っているから、いつまでも立ち止まってはいられない。対策はより厳重にし、日々報道される感染ルートのニュースには敏感でいたい。特に、百貨店の食品コーナーやスーパーのレジあたりが最近は良く事例を聞くようになった。確かに、この前行ったときには元気よく「いらっしゃいませ!」「・・を〇gですね。〇〇円です!」なんてせわしく声を出していたので、大丈夫かなと思っていたけど、やっぱり大丈夫じゃなかったのね、という感想しかない。ヤバい場所には近づかない。
また、あまりにも感染者数が増大したら、さすがに外は歩けないよね・・と。
ま、とりあえず後は社会の状態を見ながら、戦略的撤退としてのテレワーク戻りも視野の片隅に入れながら、ワクチン接種までしのぐこととするか・・と。
ただ、アストラゼネカ製ワクチンは個人的に嫌だなあと思ってるのだが。
厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会が7月30日に開催され、「原則40歳以上の人」に対して、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンを予防接種法に基づく接種で使用することを了承した。
どうやら回って来そうな感じ。
アストラゼネカ製ワクチンについての最近の研究結果のニュースは以下。
公表されたデータによると、アストラゼネカ製ワクチンに必要とされる2度目の接種により、これまでに報告されている「血小板減少を伴う血栓症(TTS)」の発生リスクが高まることはないという。
そうかー、実は問題もないし効果もある??。
でも、うーん、こればっかりは迷うよ。
なんで高齢者や、限られた職域接種ばっかりがファイザーやモデルナで、四十代が急にアストラゼネカ製なんだよーという不満に対して、政府からきちんとした説明があるまでは納得できないのだけれど。
ワクチンは必要だし、どうしたことやら。