orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

よく学びよく遊べ、の意味

 

「よく学びよく遊べ」というのは別にベテランの説教でもなくて、アメリカのことわざらしい。「Work while you work, play while you play.」の翻訳だと。

直訳すると「働いている間は働くことに集中せよ、遊んでいる間は遊ぶことに集中せよ」ということになるか。そうするとニュアンスは変わるね。学ぶが働くになってる。ここは重要。

昨日、仕事の評価は「技術と経験」の2つの軸があると書いたけれど、まさにこのことわざが同じことを言っているように感じた。

技術ばかりの人ってどこかで限界が来る。ほとんどの現場で、ある程度基礎と応用を学んでしまうと、それ以上の技術が必要な仕事は稀になる。それよりも、技術とは別個の、広い人生経験みたいなものが必要になる場面が多い。

仕事が、普通は、週5日一日8時間だとして、それ以外の時間で自由になる時間ある。若いうちは技術に振るというのはわかる。目の前で起こることを理解するためには技術が必要だからだ。だからTwitterなどで努力されている人も見えるし、それは素晴らしい努力だと思う。ただし、技術というのは必要十分なレベルまで行くと、途端にそれ以上の追及は生産性につながらなくなる。したがってそこまで行くと、働いている間にアップデートするために必要な勉強は、業務中に済んでしまう。

残りの時間、仕事がオフの時間は、仕事と全く関係のないことに没頭するのはどうだろう。結婚や子育てなどのライフイベント、趣味、仕事と直接関係のない副業、習い事。遊びの延長に見えても、実はいろんなことを経験することができる。

この経験こそが、ある程度技術を極めた者が、更に評価を高める別の軸になると思う。一見、仕事がオフの間は遊んでいるように見えて、その遊び部分が実は本業の評価を上げる要素になるのである。

私が20代、30代前半の若い間に集中して勉強を薦めるのは、ライフイベントが起こると否応なしに自由な時間が減るからだ。その分、本業の時間の中で勉強を収めければいけないケースが増える。そこまでに基礎の勉強ができていれば、十分追随可能だ。ところが、ライフイベントをこなしながら不十分な知識の習得を行うのは、かなり負担が大きくなる。

そしてライフイベントが一段落したら、あとは本業をがんばる!のではなく、ますます、遊びに注目し好きなこと、興味があることをどんどんやったらいいと思う。もちろん、本業で学んだ技術が時代の変化でさび付くようなことがあれば、勉強に戻るのももちろん必要になる。それも含めて本業で仕事しているときには本業に集中し、技術のアップデートを怠らない。遊びは本業と関係のないところで、どん欲に活動する。

この、技術と経験の掛け算こそが、40代以降の伸びしろになると私は思っている。

遊ぶのは決して、リフレッシュのためなどではない。自分の可能性を広げるために遊ぶのだ。よく学びよく遊べ。理想的な状態を示していることわざだ。