海の向こうのアメリカでは、住宅ローンの金利が大変なことになっているらしい。
米抵当銀行協会(MBA)が14日に発表した調査によると、9日に終わる週の30年固定の住宅ローン金利(週平均)は6.01%と前週比で0.07ポイント上昇した。6%台を記録するのは2008年以来だ。金利上昇に伴い、住宅ローン申請件数を示す総合指数(季節調整済み)も前週から1.2%下がり、1999年以来の低水準となった。
日本では1%いかないくらいだから、6%はすごい。
日本でマンションを買うとして現金一括で買える人なんか少数だと思う。35年ローンを組んで買う若い人もいるだろう。
日本は低金利の国だと言われてきたけど、もはや維持することはかなり厳しいと言わざるを得ない。無理やり維持すると円安の方が進んで、結果的にマンション自体の金額が上がるという理屈になっている。金利が先か円安が先か、どちらにしろ総価格は待てば待つほど上がっていくように見える。
ということは、マンションは今が買い時なんだろうな、と思う。今、長期ローンを今の利率で固定で組んでしまえばいい。値段が下がる心配がないので、まずいなら中古で手放せばいいという算段だ。
私の場合は、住宅ローンを10年固定で借りていて、4年後に金利の見直しがかかるのでそのときの利率で先を考えようかなとも思っている。デフレの底で若い時にほぼ長期ローンだけでマンションを買っており、これを中古で手放しても今は相当な値段で売れるから、売る選択肢もある。
残りのローンに対して一括返済する余裕もまずないし・・。
次に住むとしたら都会ではなく、ちょっと田舎で安くて広いところがいいな、なんてぼんやり考えているけど、3年経てば世界も一変するので緊張感を持って注視しているところである(何もしない)。
一昔前は、普通口座に現金を持っておけば最強とか、資産を持っても値下がりするだけだから意味がない、賃貸最強とか、変動金利が一番結局安いとか、デフレ常識がはびこっていた。ところが時代は様変わり。普通にやりたいだけだけど、普通がわからない。何もしないのが一番損をしそうだなと思うが、何かしても損をしそう。
少なくとも、日々のニュースで世界が急変動していることを理解し、その上で自分がなすべきことを、慎重にかつ確実に行動していくことが求められている。それが、まさか自分の住む場所にすら影響を与えそうなので、なかなか大変な時代でもあり、できれば一過性で落ち着いて、また2019年以前の穏やかな世の中に戻って欲しいと願うけれど、多分無理なんだろう。10月からは外国人の入国が認められるようになり、きっとまた、大きな変化が訪れる。
政府は、新型コロナウイルスの水際対策を大幅緩和し、入国者数の上限を撤廃する方向で調整に入った。個人旅行客の入国解禁やビザ(査証)免除も検討する。国内外の感染状況を見ながら月内に判断する方針だ。
先に情報を知るものが得をする時代が加速していく。明日の普通はどこだろう。