orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

専業主婦という仕組みについての雑記

 

「専業主婦」がツイッターのトレンドに入っていたのでつぶやく。

ウチが専業主婦世帯で、子育ても終わりかけなので見解をば。

専業主婦という生き方について、長年やってわかったのが、専業主婦という仕事に就くと、正社員として社会に戻るのはほぼ無理と言う話。そりゃあ、非正規でもいい、パートでもいい、バイトでもいいというのなら、いくらでも口はある。仕事内容を選ばなければ。でも、正社員として、会社員としてバリバリに働くというのは、かなり難しい。

採用側も少しやったからわかるけど、職務経歴書に書けない。子育ての経験を書ける?。職務ってビジネスだから、職務じゃないからね。書いたとしてもアレンジし過ぎだと思う。そこが社会の冷酷なところだと思う。

どの業界も、未経験でもせめて四十代までは受け入れたらいいのにと思う。もちろん新卒の給与でいいから。新卒研修受けてもらって。そういう発想が企業側にない。二十代に新卒で入社して、三十代・四十代っていうペルソナがある。そこに専業主婦上がりが入っていくのは、無理だよね、と。

だから、正社員がやらくてもいいような、ルーチンワークだけが切り出されて、非正規の仕事ができあがっていくんだけど、そこに専業主婦ってだけでアサインされてしまうのは、これがギャップとなる。専業主婦じゃなくてちゃんと正社員として就職して、キャリアを積んでたらそこじゃないよね、って場所しかない。

専業主婦と言う仕事が、例えば60歳くらいまで、仕事の量が多かったらまだずっと家で生産的なことができると思う。でも子供に手がかかるのも小学校低学年まで。子供の数も減ってる。そして、家事を助けるような様々な家電も進化していて、正社員が「仕事のことで頭が一杯」みたいなことにはなれない、と思う。なれないからこそ、専業主婦は仕事のピークが過ぎてからがしんどいことになっていると思ってる。

専業主婦には社会人の仕事ほどキャリアパスがあるわけじゃないし、仕事のピークは社会人より速い。じゃあ、ピーク過ぎたらどうするのって、バイトしますパートしますじゃ、活躍しようがないよねという問題提起を私は今している。

一時期、流行ったのが「リカレント」、学びなおしという概念。でもこれ、結局は非正規予備軍を作るだけになった気がする。学ぶ内容が事務一般やRPAだったり、福祉や教育などの、手が足りない生産性が低いところに流し込む気まんまんというか、やり方がまずかった。

最近の「リスキリング」はまた違ってて、社会人だけど、デジタル化が急激に進んで職域が合わなくなった問題。これは、リカレントとは全然違ってて、専業主婦のことなんて考えちゃいない。

地域活動、みたいな話もあっていろいろ情報をきいたけど、地域活動って、基本無報酬ベース。ボランティア的な側面が強く、お金を持ち込めない。そうすると、社会人の世界にあるビジネスルール、ビジネススキルみたいなものがかえって邪魔になる。そこが専業主婦上がりで入る世界かというと、これもまた受け皿にはならない、と思った。合う人は合うかもしれないけどさ。なんでタダ働きせねばならぬ。優秀であればあるほどそうなるみたい。そりゃそうか。

よく専業主婦で盛り上がるときはさ、育児家事の負担を働いている夫とどう分担するとか、気を遣えだの遣われろだのの話ばかりだけどさ。実はそこで揉めてる時間ってひとときであって、その問題が収まってからが長い。夫は40、50のころが仕事が面白いからいいわよね、子育て終わって、時間もあって、私はどうすればいいの、と。

そりゃ、そうだ。

だからね、私は、専業主婦は今の時代は薦めない。新卒カード使って、ちゃんと就職活動して、キャリアを大事にしたほうがいいよ、って薦めてる。今は、会社続ける方法、いくらでもあるもの。

自分のときは気づけなかったから、次の世代はそうして欲しいな。