orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

インフレ時は「欲しい時に買うのが一番得」という事実を日本人が長らく忘れていた

 

もし物価がなだらかに上がり続けるならば、今日買うか、それとも来年買うか。今日買った方が必ずお得なわけです。来年買ったら今より高くなってますから。

家も車も値段が上がる一方ですが、じゃあ高いから買わない、なんてやっていると未来はもっと高くなるので、あああの時に買っておけばよかったとなります。買ったものを転売するとしても、その価格ですら値上がりしていきます。

インフレだな、値段は今だから上がっているがバブルだろう。しばらくしたら暴落するから今買うのはやめとこう。これがいわゆるデフレ志向です。

この先、本当にバブル的な様相になり、値段が急上昇してそして急下落するのか、さっぱりわかりませんし、日本人はこの考え方が染みついています。バブルには載せられないぞという感覚が、深層心理として根付いています。

でも、これ、バブルじゃなかったらどうですか。

ここから三十年くらい値段が上がり続けると仮定したら、見方が180度変わりませんか。

今買わないのはわかりましたが、じゃあ来年は買えるんですか。そうやって見逃して見逃して、値段だけが上がって、さて、得しますか。

仮説としてなだらかなインフレが長期間続くとしたら、特に今、日本は世界的にも低金利の国ですよね。その低金利でお金を借り、根が張るもの、例えば不動産などを買っておく。そして後はその不動産に住んでいるだけで含み益がどんどん増えていきます。

まるでここ数十年の中国や、バブル期の日本みたいですが、いざ日本に同様の機会が訪れたときに案外足がすくんで動けない人が多いんじゃないかなと思った次第です。

この低金利も、いつまで続くかわかりません。いざ金利が上がり始めるとインフレは抑えられる効果もありますし、過去のバブルの反省もあります。時間が経てば経つほど、いろんなリスクが降りてきます。

少なくとも今は、しばらくインフレが続くことと低金利が一緒に来ていますので、積極的に消費に回した方がお得なんだということが言えると思います。

 

ちなみに、今回書いたように全てが一本調子にインフレしていく、とは限りません。為替も円安が反転する可能性もありますし、世界情勢が目まぐるしく変わりまた新しい局面が開かれるかもしれません。

この記事は「これまでの常識が通用しない、反転させた感覚がこの先必要になるのかもしれないぞ」というお話をしたまでです。何十年も物価上昇局面が来なかったことを考えると、人々の思い込みを排する努力が必要だと考えます。