orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

オープンソースが再びシステム構築を席巻する予感

 

海外企業のソフトウェアが高いです。

新規購入や保守などで、見積を入手した方、事前にベンダーから通知を受け取った方、たくさんの方が痛感していらっしゃるのではないでしょうか。

事前に考えていた予算を完全に超過する状況で、このまま何も対応しないままではいられないという現場もあるのではないでしょうか。

私も周辺でも発生しています。システムが長年稼働し今後リプレースする計画ですが、その上で使っているソフトウェア製品の保守料金が高い。このまま更新すると、来年どころか再来年にはもっと高くなっているかもしれない。性能は変わらないのに。

それなら・・ということで、これまで使っていたソフトウェアを止めて、オープンソースのソフトウェアで組みなおせないか、という検討です。オープンソースにはあらゆる分野のソフトウェアがありますからね。かなりの範囲で置き換え可能です。

CentOS問題で揺れたRed Hat Enterprise Linux互換ですが、どうも私の周辺ではRocky Linuxの採用をきくケースが多くなってきました。これを利用すれば、その上に含まれるミドルウェアも含めて利用し、かなりのソフトウェア保守料金を削ることができます。

CentOS問題が不穏になったここ数年、じゃあRed Hat Enterprise Linuxを使うか・・みたいな雰囲気もあったのですが、この円安やインフレで、背に腹は代えられないという雰囲気も生まれています。それでも純正の保守が欲しければRed Hatに。そうでなければRocky Linuxを。予算を削減しなければいけないシステム中心に、どうもオープンソースの利用が激しくなりそうな気がしています。※Almaでもいいですが

ハードウェア、クラウドリソースなどは減らすしか逃げようがないですが。一番削れるところがソフトウェアライセンス・サブスクリプションか、と。かなりのことがオープンソースだけで組み上げられることができるようになっています。オープンソースをサポートしてくれる日本のベンダーもいるので、今のところこれが、唯一の対抗策になっているような気がしてなりません。

今後のシステム構成も、円安前提でかつ予算は今まで通り・・となりそうなので、これまで通りで設計すると、思いのほか予算オーバーで、何かを削らなければいけないということが多くありそうです。その場合に、これまでは米企業の有償ソフトウェアを使っていたけれども、今回はオープンソースで作ろうみたいな話がどうしても流行するでしょう。いろいろなソフトウェアがOSの標準パッケージ内で収まるのは構築工数的にも運用的にもうれしいのですが、ただ、実績のあるパターンを使えなくなるのでチャレンジが必要です。

あの頃は、いろいろとリッチに設計できたな・・ということが簡単に起こり得るこの状況。この社会情勢の変化に、技術者も適応することが求められていると思います。