orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

「働かないおじさん」にならないためには──社会のひずみを利用せよ

 

さて、「働かないおじさん」問題、再考です。

 

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 そもそも、世間では、あたかも「働く側に問題がある」ように、「働かないおじさん」という言葉が使われていますが、件の大和さんのような状況に身を置く人は「働かないおじさん」なのでしょうか? それを考えていただきたいのです。

「働かないおじさん」=やる気のない社員?

 

私は意地悪なので、もう社会は既にひずみに、ひずんでいると思っています。むしろ、ひずんでいない、正しかったことがこれまであったでしょうか。

会社で生き残るには2択しかありませんでした。

①厳しい競争で生き抜いて、正しく勝ち抜く
②ひずみの裏を突いて、賢く勝ち抜く

私は断然、②の方かな‥と思います。勝ち抜くと言ったってまだトーナメント戦は終わっておらず、いつ敗者になるかと思いいつもビクビクしてますけれど。

社会のひずみを付いたからこそ、それがバレて塞がれて、通用しなくなる可能性はあるのです。だからなすべきは、新たなひずみを見つけること。常に社会にひずみはあるという仮説が真だとすると、いつも流行に背を向け、孤独な戦いを強いられます。

それでも、厳しい競争なんて、失敗リスクがわざわざ高い方向なんて嫌だね、と思うのですが、そちらの方向にも必ず勝ち組がおり、「つよつよ」と呼ばれる人がいるのは面白い現象です。

そうやって、社会を見ていますし、これからも見ていきます。

 

だから、『目の前の「人」をないがしろにして、会社が回るわけない。』と言ったって、回ってしまうから、それをひずみと言うのです。

個人の防衛策として、会社に「この50代社員が辞めたら会社のこの特定業務が回らない」と強烈に思わせることが大切です。売上や利益まで依存させ、握る。それができていないとすれば、退職させても替えがきく存在なのであれば、記事のようなぞんざいな扱い方をされる可能性があると思います。

実際に50代になったら自分は会社ではどんな位置にいるか、それを想像しながら40代は生きるべきだと思います。もし、道の先があんまりにもボンヤリしている場合は、転職などの方法で、自分を活かせる会社を探すべきでしょう。もしくは早期退職し、自分の適性をふまえ独立し、自力で稼ぐ手段も現実的だと思います。

真面目に働けば、定年まで会社が「働かせてくれる」という期待こそ、終身雇用が生み出した社員側の「ひずみ」です。もっと自分を客観的に判断し、自社で通用する人材で、50代以降も会社が必要としてくれるか。この事実に目を背けてはいけないです。

人材不足に対して、50代以上のシニア層の活用をこの記事は主張していますが、「不足しているのは50代以上の人材ではない」と言うのが現実です。平たく言えば、50代社員を給料半分で雇いなおせるのであれば、人材不足は解消するでしょう。そういうことです。人材不足なのは中堅(30代~40代前半)なのです。バブル前の、年功序列的な評価で上りついた方々の給与水準が高すぎるのです。

一方で、会社に対して自分の存在を依存させて生き残るとは言いますが、あんまり露骨にやり過ぎると「あいつは下に引き継ぐつもりがない」「自分の範囲をかたくなに守って、自己保身に走っている」なんて言われます。ですから、目立ったスタンドプレーは危険で、朗らかであり、他人には優しく、部下への教育も熱心に振る舞わなければいけません。私は、引き継ぐ意思がある。どんどん部下にスキルを授けていきたい。そんな役割を嫌でも預かることになります。

ところが昨今はこの時点で、中堅の人材不足のため、仕事を引き継ぎたくても引き継げない状況がいたるところで起こっています。未経験者は確保できるけれど、40代50代の人が仕事を引き継ぐ先としては力不足です。これはこれで好都合で「人がいないから、私ががんばるしかないよね・・」と言って結局は依存状態から逃れられないということになります。これはこれで、ひずみを突いて、うまく生き残りを図っているということになります。

私は上記のメディア記事を、結構いろんな人が冷静に見ているんじゃないかと推察しています。中堅の人材不足は中小企業のほうが特にひどいので、仮に自身が置かれている環境のリスクが高いと思われている方は中小企業を狙うといいのかもな、なんて個人的には思います。