なぜ人材不足かというと

 

人材不足については、最近採用活動に携わっているので痛感しているところだが、特に30代が枯渇している。なんでこんなことに・・と考えた。

統計局のホームページから、直近の年齢別人口分布を参照してみた。

 

 

こうやってみると、私は第二次ベビーブームで、おかげで労働力が供給過剰になり、「お前がいなくたって代わりはいくらでもいるからな」という言葉が存在したことを忘れない。ところが現在はこの通りである。少子化の影響が半端ない。

さて、直近では45歳以上早期退職が上場企業を中心に流行したが、結局はこの人口の多いこの上の層で、年功序列/終身雇用前提のルールで給与が高止まりした人たちを切り離したわけである。その上で、20代中心に給与の底上げが行われた・・という流れだ。それでも絶対数が少ないのだから企業はお得になる。

いたたまれないのは40代のゾーンで、ここは就職氷河期のために活躍できる層が手薄である。ここに至るまでに積むだろうと思われている経験が不足していて、だからこそ政府が氷河期世代を活用するキャンペーンも実施したようだが、さて、効果はあったのかは知らない。

つまるところ、経験を積んだ30代がモテるのは当然なのである。一昔前にベテランを会社から弾きだした会社たちが血眼になってスカウトメールを送っているのである。今やその影響は40代にまで染み出してきたように思う。30代以下の減少傾向と、40代の熟練者の少なさ。

しかし、この図をじっと見ていると、まるでこの国は50歳でやっと成人といったところだね。人数比がおかしなことになっている。あと20年もすれば今のアラフィフの人数が最大になっていて、また社会の負担になるのかと思うと辟易するけれど。

まあ、このまま行くと日本の人口は今の半分になってもおかしく無さそうだけど、それはそれでやりようはあると思う。最近は、人手をかけない仕事の仕方が好まれるし。

 

 

これは総務省のパワポから持ってきたけど、まあ日本は1億2000万人ってのは、幻想なんだよね。そりゃ、就職氷河期も起こるよ。

で、30年経っても1億人弱はキープするんだから、あんまり政治家も慌てないよね。

大昔は、人口増に焦って、移民プロジェクトも盛んだったくらいだから、増えようが減ろうが課題はある。

さて、急激な人口減時代に、大人である我々だが、上記の通り常識はおそらく180度変わる。今後打って変わって、人が大事やら、教育やらが今後のトピックになる。何せ枯渇感は歴史的にずっと続きそうだからね。最近のメンバーシップ型からジョブ型への転換も、人材を使いまわししないと社会がまわらないことの裏返しにある。

 

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 出産にかかる費用が高額になっているとして、自民党の議員連盟は16日、「出産育児一時金」を現在の42万円から40万円台半ばに増やす提言書を岸田文雄首相に提出した。出産費用は増加傾向で、都市部では自己負担が数十万円に上ることもある。厚生労働省は費用上昇の要因を分析しており、今後一時金の引き上げに向けた検討を本格化させる。

 

これ、今日のニュースだけど、論点が違うよな・・。最近の政府はワンショットのお金を出すことに中毒になってるみたいだけど、子育てっちゅうのは、長期間お金がかかるのよ・・。

人口減社会はこれからも続きそうだ。人材不足は止まらない。