orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。1日2記事投稿しています(0:00、12:00)。

潜在力買いの20代転職、問題は転職後の結果

 

中堅クラスが本当に転職市場にいない、それは認める。

 

www.nikkei.com

20代の転職後年収が上がっている。人材サービス大手によると、2022年は比較可能な過去6年で初めて、転職前を上回った。人手不足で中堅クラスの確保が難しくなり、スタートアップを中心に若手の採用競争が激化。経験以上に潜在力や将来性を見込む傾向も広がっている。

 

特に中小企業は辛い。そりゃ、求職者も大企業のオファーから先に見ていく。中堅が確保できないと見るや、若手へシフトしていく。

若手においても経験者の確保は難しい。情報系出身者なんて夢のまた夢で、そうなると高学歴者、有名企業出身者の業界未経験などが今度はねらい目になる。

・・というプロセスで冒頭の記事が出てきている。推測だが、誰でもいいから人を、という状況ではない。いい人がいればのどから手が出るほど欲しい、というレベルだ。というのも、一度雇ったらなかなか解雇させられないので、慎重は慎重なのだ。昨今は、少数精鋭を基本とし、働かない人なんて雇っている余裕は一方ない。

 

この流れについていって、給料を上げたいという20代がいるのはわかる。ただ、20代で給料が、例えば年収300万円から350万円に上がった・・ところで、長期目線では微妙な話である。次の企業で活躍できなければ、ああ、転職するんじゃなかったということはある。特にスタートアップは存続リスクも高いので、慎重さは必要だ。

また、年収300万円から600万円に、なんていう派手な転職をしたとしても。その場合はある程度の即戦力的な結果を求められてだと思うが。そこで結果を出せなかったら、間違いなく評価を下げられる。会社内で評価を下げられた時に、再度上げていくのは大変厳しい。人物の印象はなかなか変えられないからだ。このパターンで転職した人はだいたい会社にいられなくなる。だから、チャレンジを含む転職は、成功させなければいけない。

 

転職で成功する人は、転職した先で活躍し、そしてその会社が成長する結果を手に入れる人だ。成長しない会社に転職すると、自分がいくら活躍しても給料が上がらないという現実にぶち当たることになる。それではつまらない。

・自分が転職先で、何をして活躍するかのビジョン

・会社が成長していくビジョン

両方を見据えて、若手も転職してほしい。というのも、新卒段階でそれを思って就職したのに何がまずくて転職したいのか。その振り返りなく、単に年収が上がるだけという動機で、学歴等を活かして居場所を替えたところで、同じことが再現するだけだ。そして、そうこうしていると30代が訪れる。そうなると「20代は何をしてきましたか?」ということが大きく問われることになる。それを居場所が決まらずフラフラしていました、では通用しない。中堅扱いされない、という理屈である。

 

こうやって強気に書いているが、40代になると中堅という枠からどんどんはみだしていく。50代を中堅と呼ぶ人はいないだろう。50代に向かうのが40代である。40代はもはや、自立していないといけない。誰かに教えてもらうことなく、売上や利益に直結することを、転職直後にパフォーマンスしないといけない存在となる。それは濃密な30代が必要で、40代後半の私が振り返って考えると、20代は自分の進路を決める大事な時期であると思う。採用側からは「潜在力で買う」として買われるのかもしれないが、買われた以上は潜在力を発揮しないと、無駄な時間を費やすだけになってしまうから要注意だ。

転職は慎重に。