orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

いよいよ就職氷河期世代が活躍する番がまわって来た

 

コロナ禍で時が止まったかのようで気づいてなかったけど、時間は確実に社会を変えている。日本は長い間老人が支配する国だった。第二次世界大戦後、この国を作って来たレジェンドが居座り意思決定を担ってきたが、ついに明らかに引退し始めた。

それがいいのかよくないのかはわからないが、社会構造がガラガラと変わり始める。いや70代が引退したら60代、50代でしょと思うかもしれないが、そのように動いていない感覚がある。空いたレジェンドの席に誰が座るかは、結構民主的なプロセスで決まっている。

街を歩くとわかる。古い商店街がどんどん今風になっている。若い世代の感覚が強く反映されると同時に、元気に頑張っていた老人世代が減っている。

普通に考えたらわかるが、体力的なものは若い方が勝つので、席が空いたときの瞬発力って若い世代のほうが上回るのではないかという仮説がある。

レジェンドも相続を家族にしたときに、若い人が資産を受け取ることだってあるだろう。年齢が上の方がたくさん受け取れるわけじゃないから。

会社においても年功序列が良くないことだと言う価値観が常識化してきた。実力を可視化することがITによってできるようになった。むしろ弱肉強食ぶりが明確になってきた企業世界だが、これも若返りの原因となっている。

この若返りにおいて、どうも線引きがされているのがバブル崩壊以後に社会に出た世代。50歳あたりだ。数年前までは45歳あたりにバブル前後の線引きがあって、45歳以上が大量に希望退職に巻き込まれたが、この線が今、50歳くらいまで上がって来た。つまり、40代全体が就職氷河期だと定義できる状況が近づいてきた。

バブル崩壊後の社会で、ずっと上の世代から抑えつけられてきた世代だという実感があるが急に上にあった重しが取れた感覚だ。

だから自動的に40代にバトンを、ということではない。20代30代にも同様にチャンスはあるが、40代は何しろ純粋にバブル崩壊後の経験が一番太い世代だ。誰かがリードしていかなければいけないとすれば、自然と前に目立つようになる。

最近あまりにも大きな事件が起こり過ぎて見えづらくなっていると思うが、フロントの、目に見える場所で40代が活躍することが当たり前となり、かつバックエンドの意思決定側にも多くの40代が活躍するのが当たり前になってきた。

実際、社会人を長くやってきているが、こんなに急に世界が様変わりするのは初めてで、何十年に一度のチャンスが来たのは間違いない。コロナ禍で老人世代が引退するきっかけができたという理由もある。

どちらにしても、やっと、社会にチャレンジする環境が与えられたのである。そこにいつもいたレジェンドがいなくなるのだから。

いつまでもいつまでも、就職氷河期は社会から見捨てられているとつぶやくばかりでは、時代の変わり目を見逃しているのかもしれない。ウソだと思うのなら、街に出て欲しい。自分の知っていた街並みは今どうなっているか。そこにいる人たちの顔を、声を。その変化に気づいてほしい。気づいた人たちからもう動き始めている。

過去、就職氷河期世代が大変な目にあった世代だったことは否めないが、相変わらず社会は勝手な理由で激変している。そこにレジェンドが座っていた椅子が空席で放置されているとして、過去を理由に背を向けたままでいいのか。今こそ動き出すタイミングではないか、と勝手に思っている。

いよいよ就職氷河期世代が活躍する番がまわって来た。