orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

若い世代が40代へ進むことに、夢を見て欲しいから

 

就職氷河期の40代にとっての上の世代、今の50代60代70代ってのは、昔はすごくギラギラした人たちだった。

だって、バブルを作った人たちだったから。

めちゃくちゃ仕事して、休みもろくに取らなくて毎日残業で、でもどんどん給料が増えていってクイズ番組はいつでも商品がハワイ旅行だったし、華やかだった。

圧倒的主人公感。ミスチルとかサザンとかの歌詞を聴いたら、今の人はあそこまで自分中心に考えられないよって思いません?。むしろそれが新鮮で、最近は昔の曲が流行ってるのかもしれない。昨日のミュージックステーションでもユーミン特集やってたし。

今のテレビ番組の商品とかって、めちゃショボい。番組の中でやってることも人だけ集めてビデオ見てるだけの番組ばかりだし。安売りスーパーの特集だの、ご近所散歩してきただの、まあお金がないのが丸わかりだ。

だから、今の10代20代30代がね、もっと時間が経って彼らが40代50代になった時にどうなるんだろう、すごい不安だってのはわかる。40代の私たちが若いころに見上げていた大きな目標というか憧れみたいなものが存在しない。

それは時代のせいなので、40代の私たちが若い世代に夢を見せてあげられないのはしようがない話なんだけど、でも、それでもきちんと伝えられる経験はある。

20代においては、ちっとも戦力扱いされないのでいくらがんばっても手応えはなく高みははるか空の先に見える。30代においては、それまであがいてきたことが力となり始め、やっと社会の中心に近づけた気がする。ただ、その若さで失敗も経験することもあり、苦しい思いをしながらも、その苦しさが成長の糧となる。

多分に、40歳を迎えるまで、キャリアが一本道な人はほとんどいない。ふらふらするし、だからこそ不安だと思う。ずっと乗っていれば頂上に行ける特急電車などない。乗り継いで乗り継いで、目的地に向かっているのか逸れているのか、そもそも何の電車に乗っているのかさえわからなくなることもある。

しかし、40代になるとわかる。それまでやって来た試行錯誤を、全部武器にして戦う時期になる。40代で取り組むチャレンジに対して、武器は今までやってきたこと全てになる感覚がある。全然将来役に立つなんて思ってなかったあの体験、あの経験、それらを組み合わせて新しいものを作ることができる権限を持てるようになる。そして、うまく行く。それは自分しかできないことだと思える。それぐらい、20代30代は右往左往していい。一本しか道が無かった人ほどかえって器用さが無くて困ることもある。無駄なことなんて何もないんだよ、っていう使い古された言葉があるけれど、それは真実だと思う。

私は、もう数年すると50代を生きるんだけど、楽観的に思っている。多分また新しい発見をするんだと思うけど、それはまた今の40代とは違う味がするはずだ。それをまたブログに言語化し、そして明るさをもたらしていきたいな、と微力ながら思う。