orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

男女格差が激しい日本の現状はこうだ

 

また「日本は男女不平等だ」と世界からなじられる時期が来た。

 

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 世界経済フォーラム(WEF)は13日、世界の男女格差の状況をまとめた2022年版の「ジェンダーギャップ報告書」を発表した。男女が平等な状態を100%とした場合、世界全体での達成率は68・1%。平等の実現までの年数はコロナ禍で1世代分遅れ、今のペースでは132年かかると警告した。日本は116位だった。

 

そうはいっても、学生の時までは、こんなに男女差が激しいとは思っていなかった。だんだん年を重ねるごとに違和感は深まっていった。

まだコロナ禍の前だが、ある大手ITベンダーのイベントに呼ばれた。大手ITベンダーの抱える顧客の役員や事業部長レベルの方々、また、パートナー企業も同様にエグゼクティブが呼ばれるようなイベントだ。この類のものはコロナ前はホテルのイベント会場を貸し切って大げさに行われていた。今は全部オンラインになってしまい寂しい限りである。

このイベント、約1,000人ぐらいを集めて賑々しくやるのだが、特徴的なのは、男ばっかり!しかも、おじいさんばっかり!ということだ。

ああこれが、日本の縮図なのか・・と思った。日本の経済は、男性が牛耳っている。

結構技術者イベントでは、女性もどんどん出てくるのだが、あれは「フロント」だと思う。社外に露出される場所では結構女性、特に若い人を中心に起用されるが、中身は男性がまわしている。そんな図式が日本ではどんな業界でもあふれている。

若い女性が、結婚・出産なので一度正社員をリタイアした後、戻れる場所がない。特に管理職や経営層など、高度な知的活動が必要な場面を男性が牛耳っていて、女性が入る隙がない様は、下記記事で書いたばかりである。

 

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特に、この政治・経済分野での男女不平等は、上記で指摘した、高い能力を持った女性たちが活躍できない現象とリンクしている。経営層・政治家たちの仕事が、女性ではできないと思えない。体力を使う仕事を、エグゼクティブ層がやっているとは到底思えない。知的労働分野の方がタスク全体でもかなり多い。

だって、あのイベントに集まったエグゼクティブたちの体系を見ても、体力ありそうな人たちに見えないんだもん。

「牛耳っている」という表現そのもののように思う。

経団連のイベントなどの写真を見ても、毎回、ため息が出る。

一方で、中年以上の女性が正社員に戻るチャンスとしてよく見かけるのが、飲食、小売りなど、非正規で成り立っている職場のリーダーや、介護・育児などの分野だ。エグゼクティブへの道を閉ざしておいて、こういったかえって肉体的負担の大きい分野に対してのみ誘導するのが日本の現状だと強く思う。

率直に言えば、男性が権力を強く握っていて、特に高度な能力を必要とする仕事に、女性が入る隙間を与えていない。その社会状況を「理想はともかく、現実はこうなっているのでしょうがない」とあきらめているのが日本社会の特徴のように見える。

私自身はとてもフラットに、男女関係なく能力の高い人と働きたいと思っているので、現状はとても悪い状態だと思う。私は男性だけれども。また女性も、そんな状況下であってもあきらめることなく、状況を変えるトライはしてほしい。受け入れる土壌は少なくとも昔よりは進んだと思う。結果が追い付いていないので、ジェンダーギャップ指数の改善は依然として進まないけれど。しかし、問題の理解は進んでいる。

行動する女性こそが日本を変えてくれると思う。