orangeitems’s diary

クラウドで働くエンジニアの日々の感想です。

女性が東大に行かないワケ

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東京大学の新入生、女性の比率ますます下がる

東京大学に入学する女性の割合がますます下がっているそうですね。

東京大学で合格発表 女子の合格者17% 平成25年以降では最低 | NHKニュース

これ、男性の方が女性より優秀とかいうわけのわからない解釈をしないようにしたいものです。インターネットでたくさんの情報が世の中に行きわたるようになり、冷静な判断がたくさんの世帯でできるようになっているんだと思います。女性が東大に行くメリットよりデメリットのほうが多いのを見透かしているのです。

仕事柄たくさんの会社を訪問するのですが、出迎えてくれるのはほぼ十割男性です。エグゼクティブフォーラムのような部長以上の人が集まるような場所に出向くと、男ばっかり。IT業界の特色というのもあるのですが、何とも男性ばかり。男性社会。もちろん女性も稀にいらっしゃるのですが、男性がイニシアティブを持つ男性文化に適応する女性は空気を読む必要があります。男性ばかりの中で男性は自然でいられるのに、女性は自然にいられないのです。

逆に、女性ばかりの集まりの中に、男性が参加したら気後れしませんか?。女性が作る文化というものあります。世の中には半々が存在しているので本来はそれぞれが共存しけん制しあう社会が健全だとは思います。しかし、ビジネスの世界はそうはなっていません。

そして、東大というのは、その男性が作るビジネスの世界でキングのカードです。が、クイーンのカードではないのです。女性なのにキングのカードを得ることで、逆に男性優位のエグゼクティブ層が取り扱いにくいという判断をしてしまうのが、女性の東大卒に降りかかっている事実だと思います。

 

東大女子は生きづらい?

こんな記事があります。

 

www.businessinsider.jp

いまや、あちこちのクイズ番組で見かけるようになった東大女子。

20年前に比べれば、東大女子自身も肩ひじ張って「東大ですが、何か?」といった力は入っていないように見える。

だが、いまだに、東大女子だからこその生きづらさを訴える人もいる。拙著『東大を出たあの子は幸せになったのか 「頭のいい女子」のその後を追った』 (大和書房) の取材で現役、卒業生合わせて30人以上の“東大女子”に会ったが、その中で、2人のケースを紹介したい。

 

ここに書かれている現実は悲しくて、卒業後、東大に入って得たキングのカードを捨てたことで生きやすくなったという事実です。

そもそも、東大の中でも、東大女子と女子大女子を区分けする文化もあるとの報道もあります。

 

toyokeizai.net

「東大にはそもそも女子が少なく、サークルの中での男女比率を同等にしようと思うと、すべてのテニスサークルに女子が行き渡りません。だから外部から女子を招くしかありません」

しかし単なる数合わせなら、東大女子を締め出す必要はないはずだ。

「女子大女子と東大女子をいっしょにすると、そこにはやっぱり温度差が生まれやすい。また、たくさんあるサークルにただでさえ少ない東大女子がばらけてしまうと、東大女子同士の横のつながりが広がりにくくなります。それで必然的に棲み分けが進んだのではないでしょうか」

 

残念ながら、在校生であってもキングのカードを手に入れた男性が、同じくキングのカードを手に入れた女子を目障りと思うという現象が発生しているとしか言いようがないと思います。

 

社会構造を変える必要がある

結局のところ、東大という4学年だけを切り取って、無理やり男女比率を同じにしようとしても無理があるのです。女性の卒業後のキャリアパスが社会全体で用意されていない構造の問題です。

女性比率の多い私大に進学することが東大よりも良い、これは私大が女性のスキルパスを開拓したからに他ならないと思います。

東大は社会の王道です。王道の先には男性優位のエグゼクティブ社会。これで、なぜ女性が東大に行く割合が増えると判断する根拠がどの要素にあるのでしょう。もちろんそれでもトライし、変えていこうという女性は大変すばらしいのですが、さすがに全体の17%、となるのは自然な流れだと思います。

ちなみに、京大も学校全体で女性は22%ですので、まあ東西で似たようなものです。

社会のひずみって、こういうところに出るんだなあと思いました。