orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

会社は否応なしに老けていく

 

会社って面白いね。10年前にいたあの人やあの人やあの人はもういなくなっていて、そこには違う人がいる。その人は10年前にいたっけ。いたとしたら相当若いな。そうやって会社は成長していくわけだ。

一方で、あの仕事はあの人がやるよねー、みたいな人が今日も安定して仕事してくれるんだけど、10年経ったということは、10歳は年を取ったということ。みんな、年を取ったね、そうか私もか。

30代⇒40代、みたいな流れは成長そのものなんだけど、これが40代⇒50代の流れでも同じことをし続けると、おいおいその仕事、引退したら誰が引き継ぐのみたいな話になってくる。

それが、中途採用が多い会社だと結構短期に訪れて、みんな30代だったのがみんな40代になり、そしてみんな50代になっていく。

基本的には何もしなきゃ詰む。若い世代を定期的に入れていった上で、仕事を下に引き継ぎ、管理側に回るとか、技術的に極めて現場の下支えをするような、間接的な立場になっていかないと、直接やっている人が高齢化し、いよいよ引退となったときに誰も育ってないということになっちゃう。

でもこんな気持ちになることができるのは、やっぱり同じ会社に10年以上いたからだよなとも思う。この危機感を感じられるようになったのは、悪いことじゃない。

今日はオフィスにいて、会社の様子を眺めてるんだけど、結構昔からいる人が、今も変わらず似たような仕事を続けてるんだよね。大丈夫か、って。10年経ってももしかしたら、同じようなことをやってるかもしれない。

そういう景色を見ていたら、何十年もしたら、もしかしたら90代の管理職が70代のメンバーに、あいも変わらず指示をして仕事してんじゃないの、という錯覚に陥るのだが、そんなのありえないよね。やっぱり、限界はあるし、全員入れ替わってるか。もしくは経営ごとどうにかなってるか。事業がなくなっていたり。わからないけど。

一見安定している会社があるとして、時間ごとにスナップショット的に構成メンバーを見ていって、全然仕事が変わらない、責任も変わらない、なんてことがある場合、一見正常な組織に見えるかもしれないけど、実は会社としては不健全なのかもしれないな、と思った。

時間って怖いよね。みんな等しく年を取る。どんなにいい組織を組み上げたとしても、時間によってみんな老けていくんだ。何もしないと会社が老ける。一日一日、同じことの積み重ねて成長するんだけど、その分年を取る。

そう考えると、今日と、来年と、5年後と10年後。自分が違うことをしていないとおかしいんだ。自分はおかしくないかもしれないけど、継続を前提とする会社の性質から考えると、それに逆行している。もし何も変わんないなと気づいたら、一見豪華な泥舟に乗っているのかもしれない。

同じポジションで同じことをやり続けるって、まあ楽しい側面もあるよ。だって時間とともに競争相手が減っていき最後は自分がトップにもなれるもの。でも、それってどこかで手放さないと泥舟を漕いでるのは自分ということにもなりかねない。もしかして自分が漕ぎ続けないとこの舟、沈んじゃうのか、と。心地いいから乗船してたけど、もしかしてあと何十年漕ぎ続けないといけないのか?って。

どこかで、あいつがいなくなっても中途で誰か取れるでしょ、というごまかしで、会社も忘れようとしていたこの会社は否応なしに老けていく問題、いよいよ人材不足の深刻化で手のつけようがなくなってきた。今はまだ40代以上が元気だから動いてる会社は、もう10年後相当ヤバいことになるから覚悟しておいてね。なーにあいつのやってる仕事なんて大したことないよ、引き継いじゃえばなんとかなるって、とかなんとか言って、中を開いたらえらい複雑で手の入れようがないところまで熟成しきっているかもしれないよ。

会社の高齢化問題、とでも名前をつけておくかな。