orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

即戦力技術者が入社したい会社の条件とは

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人材獲得競争の話

世界的にIT業界の人材獲得競争が起きているそうです。

 

japan.zdnet.com

 

この記事はイギリスの記事で、少し日本とは環境が異なると思います。特に日本は中小企業が圧倒的に多いし、終身雇用の色もまだまだ濃いです。

ただ、人材不足なのはこれは日本も同様に思います。その理由についても日本も同様のことが言えるでしょう。教育が難しいという点です。入社したらいきなり仕事ができる人、獲得出来たらいいですがなかなかいないですよね。ほとんどの即戦力系技術者は、どこかの会社に大事に抱えられているはずです。たまに、環境に恵まれず転職市場にいますがそこで争奪戦となるという筋書きです。一方、未経験者は大量にいるので、見た目上は就職希望者はたくさんいるのですが採用にまで至るのは、未経験者前提のビジネスモデルでない限り困難です。

さて、仮に自分が転職するとしたら、どんな条件で選ぶのかなと想像してみます。

 

わたしが考える希望条件

1)給与水準が前職以上であること

実は私が一度だけ転職したときは少し下がりました。ただ、リーマンショック直後だったので仕方ないかなーぐらいの感想でした。

今は、下げて転職するのは非常にもったいないと思います。冒頭の通り売り手市場ですから、給与水準が下がるのが間違いない会社は相手にしない方が良いと思います。

というのは、仮にもし転職に失敗したときに次の会社にまた転職活動を行うことになりますが、その際に大事なのが「前職の給与水準」だからです。一度下がると、次の転職活動が不利になるからです。

採用側も、前職でその給与分の仕事をしてきた、という前職の給与水準に対して、その下を提示するのは失礼だとは思いますね。

いや、給与下がってでもその仕事がしたいんだ、と言う熱意があるのなら止めませんが、その仕事、その会社でしかできないんですかね?、と言いたくなります。

 

2)居心地がいいこと

仕事が忙しいやら難度が高いやらは、正直言って三の次の話です。

人によって何を居心地というかは全く違います。アットホームな雰囲気が好きなひとと嫌いな人がいる。

テレワークが好きな人、嫌いな人、両方いる。

同性ばかりの職場が良いと言う人もいるし、いや、男女バランスのいい職場がいいと言う人もいる。

オフィスの雰囲気が気に入ったと言う人もいる。

仕事って人生で目が覚めているときのほとんどを費やす時間なので、どうせ息を吸って吐くなら、居心地がいいほうがいいに決まっています。

そもそも、居心地悪いと、パフォーマンスが発揮できないじゃないですか。

結構技術者の職場というと技術的な内容ばかりが注目されますが、技術者が長く働いてくれるかどうかの基準には、給与をクリアしたうえで必要なのが居心地だと思います。

この居心地問題、人によって違うため結構社長は悩むと思います。ある程度は経営側でプロデュースした上で、社員自ら居心地の良さを検討し改善していく文化が必要になると思います。また、あまりこだわりはないけど、今は居心地がいいから発言しない、みたいな人もいるので、柔軟に意見をくみ上げつつも急激には変化させないかじ取りも必要でしょう。

また、人間関係もこの一部に入って来ますよね。素敵なオフィスや柔軟なテレワークがあっても、パワハラ上司や不良部下、意地悪な同僚がいたら台無しです。

転職時の面接では、この辺りの不満を転職希望者が言うことは少ないのですが、お金と技術の要因以外は、この問題だと思いますね。

 

3)会社は人が欲しくて困っていること

たまーにあるのが、優秀な技術者がいるのに、ふさわしい仕事がないということ。その会社自体は優秀なビジネスモデルのおかげで十分な利益があり、給与もいい。居心地もいい。でも仕事しなくても働いたことになる。

これでは、本来の仕事の楽しさが味わえません。楽ならば楽しいということではない、という有名な言葉そのままです。

実は世の中、優秀なのにそれを活かす仕事を持っていない人、随分いるのではないかと思っています。その人たちが動けば随分日本も進化するんじゃないかと思うのですが、なかなかそうはならない。そりゃあ儲かっている会社に在籍したほうがいいですからね。ただ、優秀な人が仕上げてしまった現場には、困りごとが少なくなるんです。一度解決した問題は二度と起きませんからね。

だから、求職を出す会社は、単に業務内容や会社の特色を説明するだけではなく、こういう人材にこういうことをしてほしい。今それができなくて大変困っているんだ、ということを明確に伝えると来てくれるかもしれませんね。

技術者という人種は、技術を使って誰かが喜ぶことをやりがいに思います。その経験をあまり得られないと感じた時に、動きたいと思うのです。

就職希望者にストーリーを求めるのと同じで、求職を出す会社にもストーリーが必要だということですね。

 

まとめ

私自身は今転職したいとは(上記の条件を満たしているため)みじんも思わないのですが、転職が必要な人にとってはチャンスの時期ではあると思います。現在の世の中の混乱を支えているのは、ビジネスにおいてはITが担っている部分の面積が非常に大きいのに、即戦力になれる技術者は人数が限られており、世界的にも争奪戦になっている状況です。

ですから、希望される方は、上記の3つのポイントを参考に、自分を安売りすることなく転職活動に挑戦されてみてはいかがかと思います。ちなみになぜ「業務内容」を含めなかったかというと、どうせ会社に入ってから知る内容のほうが大きいからです。居心地良くて誰かが困ってたら、自然と身に着くでしょ、と思ってます。