orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

クラウドゲームのいやなところ

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クラウドゲームって一時期話題に上りましたよね。

 

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サティア・ナデラCEOはXbox責任者のフィル・スペンサー氏との対談動画で、「クラウドは世界中の人々がゲームをプレイするための障壁を完全に取り除ける。もちろんゲームコンソールやPCの存在意義はあるが、クラウドを通じてネットに接続するすべての人々に強力なゲーム体験を提供できるようになる」と語った。

 

以前PS Nowを試したりしてクラウドゲームについては理解しているのですが、まぁ可能性はあると思います。ローカルにリッチな機械を用意して動かすより、データセンターにリソースを置いて画像とサウンドだけ配信する。入力をデータセンターに送って処理した結果だけローカルに送る。

画期的だし、インターネットさえつながればどこでもゲーム再開できる。まあ一見夢のような話ではあるですが。

一番イヤなのはサブスクリプション方式となっていることです。

ゲームって「ほんとに何もすることがない時間」を使ってやるもんですよね。そしてプレイしている最中は、他のことができなくなる。

一方でサブスクリプションって、ゲームをしなくても、一定期間経ったらお金を払わないといけない。

社会人で「ほんとに何もすることがない時間」って、偶発的にしかできないので、コントロールできないんですよね。

でも、支払期日は決まっている。

これだと、「プレイしないと無駄だ」という気持ちにいつもならなきゃいけないのが、ゲームとそぐわないんです。

買い切りのゲームだと、やらなきゃやらないで、暇が訪れたら再開すればいいんで気が楽です。

一方で、音楽のサブスクリプションはどうかというと、音楽は何か作業しながら聴くことができます。何かしなければいけない時間にもそばにいてくれるし、移動や通勤のときにも使うし、とにかく音楽は毎日そばにいるものなので、気兼ねなくサブスクリプションを更新できます。

ゲームとサブスクリプション、かなり相性は悪いんじゃないかと思っています。

サブスクリプション前提のクラウドゲーム、どんなに進化しても、残念ながら流行しないんじゃないかと思います。

もしAmazon Kindle電子書籍みたいに、保有したらずっと使える。毎月の維持料金なし、だったらいいかもしれないですけどね。なかなかクラウドゲームではサーバーの維持料金を考えると無理じゃないかなと思ってます。