orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

コロナ禍の転職市場は今どうなっているのか(10年前との比較)

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コロナ患者増加のニュースと経済全体は乖離しているのは間違いなく、テレビは大騒ぎしているけれども経済はかなり正回転にまわり出している印象です。

経済はもう止まることはなくて、むしろ止めずに感染拡大を食い止めつつ、もうすぐアメリカからやってくるワクチンに希望を馳せる。こういう展開が現実路線のように見えます。

さて、経済をまわすためには人材採用・転職の仕組みが重要ですが、今現在、転職市場がどうなっているか実は感覚的にしか把握していないことに気が付きました。

当然春から、求人は減っているだろう、ぐらいにしか思っていませんでしたが、業種によっても違いはあるでしょう。このあたりの統計を探してみたのでまとめます。

 

prtimes.jp

■2020年10月の概況
2020年10月の転職求人倍率は、前月比+0.04ポイントの1.65倍となりました。求人数は前月比106.2%、前年同月比70.4%となりました。転職希望者数は前月比103.8%、前年同月比107.4%でした。
業種別では、すべての業種で求人数が前月より増加しました。求人の増加率が特に高かったのは、「メディア」(前月比117.6%)、次いで「金融」(前月比114.5%)でした。職種別でも、11職種すべてで求人数が前月より増加しました。求人の増加率が特に高かったのは、「営業系」(前月比113.9%)、次いで「事務・アシスタント系」(前月比111.4%)でした。

 

とりあえず驚くべきこととしては、IT系の求人の強さです。去年は9倍以上だったものが、現時点でも6.64倍。すごい。目の前に6社くらいが自分を求めて争奪戦していると思うと胸が熱くなります。

 

ちなみに10年前はどうだったか・・。

www.rbbtoday.com

  インテリジェンスは25日、2010年10月~12月の転職求人倍率を発表した。この調査の転職求人倍率は、同社が運営する転職サービス「DODA」の転職支援サービス登録の個人求職者と、法人企業の求人数をもとに算出。

 

同じ調査なのに、IT系は1.31倍ですよ・・。

10年くらい前に転職してまだ転職活動をしていないあなた(私か)。今やってみたら多分引く手あまたです。

評価に納得がいっていないとか、会社の制度がおかしいとか。活躍の場がないとか。いろいろ不満があったら、ぜひ転職したほうが良いですと気軽に言えるくらい、環境が一変していることがわかります。

まあ、転職活動だけして、あまりにも良い条件があれば進んでみる、くらいでいいと思います。始めに辞めるのは全然お勧めしません。結局今が一番いい、なんてこともありますから。

倍率が高いからと言って、条件が上がるとは書いてませんから、ね。

あとは、IT系だけではなく、10年前に比べると求人倍率が上がっていることがわかります。これは、結局「人不足」と言う状態はコロナ後でも変わっていないということでしょう。ただ、単に人ならいい、ということではなく、スキルのミスマッチなんだと思います。すぐに働ける即戦力、というニーズに対してこれだけ倍率が上がっている。逆に、ロースキルで良い仕事についてはむしろITによる自動化がどんどん進み、Dodaの調査で、「事務・アシスタント系0.16倍」なんて言うえらいこっちゃな数字にまで落ち込んでしまっている。10年前も「0.57倍」でその傾向はあったけれどもついにここまで来たか・・。時代、厳しすぎるやろ、と言わざるを得ません。

 

ということで、私の所属するIT業界は引く手あまた。

その他の専門職も同様の状態。

一方で、ロースキルはこれまでも大変だったのに、輪をかけて特にコロナ禍で行く場所が半減してしまった状態。

数字は正直だな、と言う感想です。