orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

人手不足は怖くない 労働力確保は中途採用一辺倒から脱却せよ

 

人手不足の話題については、もう悟り切りました。

 

www.nikkei.com

新型コロナウイルス下で経済活動が戻りつつあるなか、外食や宿泊サービスなどの非製造業を中心に企業の人手不足感が高まっている。人手不足に陥っている企業の割合は正社員で5割、非正社員で3割に迫りコロナ禍後最大となった。飲食店などでアルバイト時給が上昇し働き手にとっては家計の助けになるが、中小企業の経営には重荷となる。人手不足が続き経済活動に支障が出れば、景気回復の重しとなりかねない。

 

足りないのは外食や宿泊サービスとありますが、これらの業界はしくじったと思います。人手が要らないときは放出しておいて、必要になったらまた来てくださいとは甘い考えだな、と。人生は続いていきますから、その間を保証してくれない会社にずっと勤めたいとは思わないでしょう。

一方で、それではその人々がITの方に来たとして、ITの方も年中、人材不足と言っています。言うほど人が動かないのです。

最近、転職についてのイメージを改めました。中途採用が欲しいと思ったとします。一人採用したとします。その人は、前の会社に退職届を出していることになります。従って、前の会社は人手が一名減ってしまっています。

10人、100人と人を集めるとは言いますが、逆に同じ数だけ退職届が舞っているとすれば、業界における人手不足解消って、中途採用じゃないんです。

他業種から未経験者を雇うのが割りかし機能していたのですが、これは、未経験者の前の会社、つまりここで言う外食や宿泊サービスもそうですし、他の業種も人手不足を引き起こすということになります。

人手不足に対する行動は、中途採用じゃないな、と思います。一部の業績好調な企業は待遇を引き上げて対抗するようですが、それはそれで、前職の退職届と引き換えにそちらに移る人がどれくらいいるか。

なかなか、退職・転職って、人生の大イベントです。多少の待遇向上ではモチベーションにならないのではないでしょうか。やはり人生を預けることができる基盤である会社であるかどうかがとても気になるでしょう。お金だけ良くても人間関係がだめとか、激務とか、責任が重すぎるとか。

今後は、中途採用に頼るのではなく、もっと会社間で人材を貸し借りできるようなコネクションを作り、仕事の増減を互いに吸収できるような経営が必要になるんじゃないかと思っています。従業員が高いリスクを負いながら会社を移るのではなく、別々の会社が仕事をシェアし、暇な会社が忙しい会社に人を貸し出すようなイメージです。

コロナ禍然りですが、あまりにも業種によって忙しくなったり暇になったり、変化が激しすぎます。その際に、忙しい職種は人材不足だといい、暇になった職種は人材を手放す。そしてもとに戻ったら、人が戻らないとは、あまりにも効率が悪すぎます。

一方で、従業員が転職するのは負担だと言っています。

経営サイドのリードで、異業種間で普段から情報交換や人材交流をしたり、急激な時代の変化があったときのシミュレーションなど、もっとコラボレーションするべきだと思っています。

そうすれば、退職・転職をしなくても、労働力を柔軟に再構成できますよね。これは、平常時の努力が必要な分野です。自社でなんでもやろう。人が必要なら中途採用して人を増やそうとしている会社は、異常事態発生時に脆いんじゃないか、と思っています。

会社間で仕事をシェアする。これからの人手不足は、こう言う考え方をすべきです。