orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

慌てて選択するくらいなら、選択しない方を選べ

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思い返してみると、人生は選択の連続です。

選択に対する正解率がどの程度かなんてわかりません。別の選択肢を選んだ時の人生は想像こそすれ、ファンタジーでしかありません。

しかし、明らかに誤った選択、というのは心当たりがあります。

なぜあのとき、あの行動を取ってしまったのか。

シンプルに行って選択とは3つです。

・Aにする
・Bにする
・何もしない

ここで、明らかに誤った選択をするときは、得てして「今選ばないと、今後AやBを選べず手遅れになってしまう」と言う勘違いをしているときです。

実際今日AやBを選ばなくたって、明日選べばいい。しかし、なんだか心が落ち着かなくて、何しろ選んでしまいたいという心境になるときがあります。

そういうときに、明らかな誤りを選んでいる可能性が自分自身には高いように思います。

これはおそらく、射幸心のようなギャンブル好きの特性が為すものなのかもしれないと考えます。何かを選択してその結果良いことが起こることを体感したい。

もし選択しない場合に、失敗はしないのだけど成功もしない。後で悔しくなるのが嫌だ。

しかし、明らかに誤った方を選択し悔いると、ずっと後悔をしていたりもします。

悔しい思いをしたくないのなら、選択は、とても心が穏やかであり、かつ環境も穏やかなときにした方が、明らかに失敗が少ないです。

「選択しなきゃ」という心のときには、むしろ選択しない選択をしたほうがいい。いつも思うのですが何度も何度も私は失敗しているような気がします。

現在、コロナ禍の真っ最中で世の中が不安定で、上にも下にも急に動く状況です。そういうことを間近に見ていると、素早く動いていかないと振り落とされるのではないか、と言う感覚に囚われます。

しかし、こんな状況で選択を細かくしていくと、必ずエラーが混ざってくると今までの経験が言っています。

穏やかな日が一か月くらい続いて、初めて選択をすることを検討するぐらいで良いのではないか。目の前に大きな出来事が起こったからと言ってすぐに何かを選択していたら、また、大きな間違いをするし、この年齢で間違えるとかなり大きな痛手になる、と数十分前に直感的に思ったので今記事を書いています。

一方で、追い込まれたときに脳が活性化し、普段思いもよらないような名案が浮かび優れた選択をするようなときもあります。そういう選択ができるときは、得てしてその他の問題が全て解決していて心は穏やかで、一つの問題に集中しているときが多いです。たくさんの問題を抱えてあれこれ心を痛めながら、良い選択ができたことはないように思います。

俯瞰的に考えると、焦って目の前の選択肢に飛びつくようなときは、失敗するかもしれないので選択しない方が良い。選択するときは心を落ち着けて、その他の問題が片付いていて問題に集中できる状況であること。また、大体の問題において、その時すぐにやらなければいけないことなど、そうそうない。問題から逃げるのではなく、腰をすえて取り組む。極端な選択を瞬時に行うのではなく、少しづつ何回かに分けて取り組んでみる。

などなど、普段は主体的・行動的な考え方をすることが好きな私ですが、選択することに当たってはこれまでの経験の結果、かなり慎重であることが大事であることがわかってきています。

・・・と頭ではわかっているのですが、衝動的に選択をしたくなる癖がなかなか抜けないので、自分への戒めとして、「慌てて選択するくらいなら、選択しない方を選べ」と心に留めておきたいと思います。