orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

メモなんて取らなくてもいいんじゃない?

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20数年前に業界に入った時に、とにかく「メモを取れ」と言われたことがあります。紙のノートを持って先輩に言われたことを紙に書く。

で、私はメモを取ることがすごく馴染まなくて、基本的に耳で聴いておぼえます。そこで短期記憶があるうちに、必要なことはパソコンにどんな形でもいいので入力しておくことにしていました。

昔はローカルのメモ帳だったのが、今では課題管理システムやナレッジベースのようなネットワーク上のデータベースに保管されるようになっていますね。

したがって、ずーっとメモを取らない生活をしています。

まず、紙にメモを残すというのは、相当に効率が悪いデータベースが出来上がると思われます。全文検索ができない。書いておぼえるんだという人もいますが、おぼえるだけなら書かなくてもその場でできると思います。問題は忘れること。忘れるからメモに書くんであって、おぼえるためならむしろデジタルデータとして残した方が、後から必要になった時に引き出しやすいと思います。

そもそも、頭の中に全部おぼえるなんて結構なハードルがあって、忘れてもいいからデジタルに保管しておこう、くらいな気持ちでデジタルに運ぶまでおぼえていよう、という態度でいいのではないか、と思っています。

メモ帳に書いたからおぼえたようになっているのもどうかと思います。メモ帳に書いたところで自分の頭の中に刻んでいるわけではないので、そのうち、書いたことすら忘れるはずです。

ということで、私が記憶力が特別いいから、というよりは紙にメモすることに相当昔から失望を感じていて、それよりデジタルに保管したい。自分が忘れることを前提として、デジタルに記憶させておいて、とりあえず聞いた体験、インデックスを頭に入れておけば、もし必要になった時にはデジタルにアクセスすればいいということになります。

※記事を書いてて思いましたが、その場に紙と鉛筆しかない場合はキーワードだけ紙に書いてた気がします。最近はPCが手元にあることが多いので直接デジタル化してますかね。

 

メモすることに失望したことの原体験を追ってみると、学校の授業です。とにかく黒板の内容を全部書き写して、その内容をおぼえればテストで点数が取れるという世界だったと記憶しています。

それなら、黒板の内容をはじめからプリントにして配り、それをおぼえれば効率がよくありませんか。そもそも先生すらいらない。授業すらいらない。自習だけで十分じゃない、と。

百歩譲って、その黒板ノートがもらえるとして、でも生の授業で語られる先生の発言内容は黒板に含まれないのではないか。それすらも最近は音声認識でテキスト化できるので、結局全部、デジタルデータ、テキストデータになっちゃうじゃないと、なんとなく三十年前でも思っていた節があります。

 

この話題って、情報処理そのものです。人の情報をどうやって理解しナレッジにしていくか。未知の体験や技術に対して、教えてくれる人がいるとして、それをまだ、大半の人は「メモを取る」という動作を初期に行おうとします。

私はもう随分長い間、メモを取ることをしていませんが、テクノロジー自体も随分追いついてきました。

 

www.cnn.co.jp

日本でロボット製作を進めていたベンチャー企業が、その技術を応用して新型コロナウイルス感染のパンデミック(世界的大流行)に対応した「スマートマスク」を開発し、話題を呼んでいる。

ドーナッツ・ロボティクス社の小野泰助CEO(最高経営責任者)によると、スマートマスク「C―FACE」は通常のマスクの上に装着し、スマートフォンのアプリと連携させて使う。

素材はプラスチックとシリコン。内蔵マイクと自分のスマホを近距離無線通信「ブルートゥース」でつなぎ、音声を文字で表示したり増幅したり、翻訳したりすることができる。

 

テレビのニュースで見て知ったのですが、おそらく私が「頭で聴いてデジタル化する作業」の中のいろんな部分が自動化できそうです。

このアイテムに頼るかどうかはともかく、もう紙でメモ取るのって、ハンコと同じくらいそろそろやめにしてもいいんじゃないかと思いますがいかがでしょうか。