orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

みんなさびしいんだ

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最近は外に出かけることが多くなりました。

六月までは極限までテレワークというノリだったのですが、いよいよ七月になって社会は元に戻ることを決意しました。満員電車は普通にあるし会社に行くと人は結構います。マスクは手放せませんが、何しろ、仕事を一生懸命やっている。上半期で仕事の能率が上がった人は誰一人いないでしょうから、取り戻そうという熱意がたくさんの人にみなぎっているように思います。

テレワークとオフィスを交互にやっていると思うんです。テレワークばっかりというのはつらい。つらいというのは何がつらいんだろうと考えてみると、結構答えを出すのが難しいのです。通勤もないですし、環境もある程度整えたので、むしろ心地よいはずなのですが、何か仕事に集中できない要素が見え隠れします。断言できるのは、絶対にオフィスで仕事したほうが集中できるし、楽しいということです。

今日、知人と話したとき、「最近は他社に訪問することが増えていて、行くと結構収穫がある。上半期までに溜まっていた課題を相談されるケースが多い。」と言うことを教えてくれました。Web会議よりもやっぱり、会って話すと、突っ込んだ話をしてくれたりするし、そもそも嬉しそうだというのです。

また、ここ最近お客様と定例の会議を行う時、Web会議になっていたのですが、7月からオフィスに来てほしいという話もありました。Web会議の方法も確立したのになぜ直接訪問なんだろう。実際行ってみると、世間話ばかりでした。でも嬉しそうでした。

Web会議よりもダイレクトコミュニケーションの方が優れている、なんて野暮な結論ではありません。そもそも会議単体で言えば、Web会議の方がスムーズに進むのではと思うこともあります。移動時間がいらないので離れた人の間でもすぐに会議を始められ結論が出るとすぐに解散できるというメリットを感じています。でも、でも、直接会うと相手が嬉しそう、これは大事な気づきだと思います。

通勤するにしても、社会に参加する感覚があって、皆誰とも知らないけれど、会社にいったり学校に行ったりしています。その中の一員であることを通勤を持って感じ、そして家に帰ってホッとする。この脳の動きはテレワークでは全くありません。

一連の世の中の動きを考えるに、きっと、長いステイホーム期間。テレワークやリモート授業。「夜の街」と言われ飲みにも行けない世の中。マスクしないとろくに話ができない制限。訪問が敬遠されWeb会議が中心となってしまった他社との交流。イベントも無観客ばかり。旅行に行ってはいけない。

その結果、みんな、さびしいのではないか。

このさびしさが、テレワークの品質を落とす最大の敵なのではないか。

Web会議ではお客様の心を満たすには不十分なのではないか。

忘年会も新年会も、社内イベントも開けない。

みんなみんな、さびしいのではないか。

この状況下で、全面テレワークに移行するような会社もあるようですが、社員の心、具体的には「さびしさ」をどう満たしていくのでしょうか。

さびしさ、とは個人的なことなので、皆「テレワークにするぞ」という号令に対してたくさんの人が合理的な理由で拒否できずにいると思います。でも、この、多くの人が感じているさびしさは、これから世界中の人々の心を蝕んでいくような気がしてなりません。

さびしいから、うまくいかない。

さびしいから、言い争いが起こる。

さびしいから、いらいらする。

さびしいから、やる気が出ない。

これは、世界レベルで発生していることかもしれません。

一説には、「テレワークができない会社や学校は選ばれなくなる」という話もありましたが、これは逆に、「テレワークを優先する会社や学校が選ばれなくなる」ということもあるんじゃないかと予想します。

それぐらいこの世の中、さびしさをどう紛らわせるかが重要になってきているように思います。最近の感染者数の増加も、おそらく「さびしさを紛らわせるための行動」が原因になっていると推測します。

募るさびしさを無視したような大胆な施策はきっと失敗します。仕事は、人間が関わっているのですから。