orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

テレワークはマネージャーの力量で生産性が全然違う件

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テレワークを成功させられるかどうかは、マネージャー次第だ

テレワークは、チャットやWeb会議システムがあればなんとかなると思っているのなら大間違いです。それらはツールであって、ツールが働いてくれることはあり得ません。実際やってみてわかったことは、マネージャーの力の見せ所だ、ということです。どんな仕事でも一人で完結していることはあまりないでしょう。テレワークで散り散りになったメンバーが、どうやってチームで働き成果を出すか。そうしたときに、最も重要なのはマネージャーだと言うことがわかってきました。

 

 

マネージャーがやるべきこと

一番最悪なのは、「テレワークを推奨します」と言って各メンバーに判断を丸投げすることです。意外とこのパターンが多いように見受けられます。マネージャーは、各メンバーに対し、明日から自組織がテレワーク体制とするかどうか断言しなければいけません。でないと、誰が出勤して誰が家にいるか全くわからなくなりコントロールできなくなるからです。基本的には全員が同じ行動をすべきです。全員テレワークなのか、それとも全員出勤するのか。もしくは特定のメンバーだけ出勤とするのか。事前に、明確にしておくことが重要で、それはマネージャーの仕事です。

次に、テレワーク時にも、始業・終業・昼休みの時間を設定することです。家にいるとメンバーは時間の境目がわかりにくくなります。だらだらと仕事をしだらだらと休んでいると、心がだんだん休まらなくなってしまいます。メンバーの家族も、仕事をしているのかどうかわからないのは大変ストレスになります。したがって、テレワーク体制であるけれども、始業時間・終業時間・昼休みをきちんとメンバーに対して周知してください。この時間帯は就業時間であり仕事をすることを強制してください。強制したほうがメンバーは逆に楽です。一方でこの時間を外れたら仕事をしないことも、強制してください。いつでも仕事ができることの裏返しに、メンバーがあり得ない時間に仕事をしてしまいそうになります。これはチームワークをする上で想定外の状況を引き起こします。ちゃんと仕事をするときとしないときを分けてやるのは、これもマネージャーの仕事です。

そして、テレワークかつ業務時間帯のルール作りです。チャットにはすぐ反応できるようにする。業務時間帯は自宅を出ないようにする。休憩を取り離席するときは宣言する。呼びかけられたらすぐ反応する。スマートフォンに通知を必ず受け取れるようにする。などなど、ちゃんとメンバーと約束をしましょう。この約束をする、というのが大事で、それすらせずに、「何でレスポンスしないんだよ」なんて言いっこなしです。本来なら、一度オフィスに集まり、どういったことをルール化するかメンバー同士でディスカッションしておくとよいでしょう。あいまいにしておくと、ストレスを持つ人もいますのでマネージャーのリードは本当に大事です。

次に、休憩です。昼休み中は一切仕事しないで構わないのですが、業務時間帯が問題になります。メンバーの家の環境が仕事をするのにふさわしいほど整備されているかは人それぞれです。机や椅子、インターネット環境やPC環境も含め、あまり長時間座って仕事することにふさわしくない場合は、適度に休憩を入れてあげる必要があります。休憩のルールも前段のルール化の一つのテーマですが、この休憩の概念をテレワークにおいてマネージャーが考えないと、メンバーは疲弊してしまうことは確実です。あるいは、マネージャーがメンバーに、一斉に休憩時間を入れてあげるぐらいの指導が必要じゃないか、と思います。

さらに、他部署との調整です。自組織がテレワーク体制としたとき、他部署に就業時間はいつか、どうやって連絡を取るのが良いか、誰が休みか、など関連部署にインフォメーションしてあげる必要があります。そうしないと、昼休み時間に連絡が来たり、電話が有休休暇所得者にかかってきたりと、かき乱されてしまいます。マネージャーが他部署に連絡をきちんと入れたり、メンバーに入れさせる役割を与えたりと、この仕組みづくりを率先しなければいけません。

上記を全て整えたうえで、始業の際、昼休み前、午後開始の際、終業の際など、本日のタスクや業務状況などをグループチャットなどでメンバーから情報収集することでやっと、コントロールができるようになります。その際に「やって欲しいこと」を、実際にオフィスで仕事をしているとき以上に、明文化してメンバーに伝えないと、オフィスで仕事をしているときほどメンバーは空気を読んで動けません。実際にやって思ったことの一つとして、あえてチャットで入力しないと、何も伝わらない、ということです。マネージャーが業務時間をメンバーに強調して伝え、かつ必要なタスクを積極的に発言していかなければいけないのがテレワークなんだと言うことを強く感じました。

 

テレワークは自由ではない

普段、マネージャーが雰囲気で自然に行っているマネジメントについて、テレワークだともっと明確に定義し、明確に言葉にしていかないと、途端にチームワークは崩壊します。特にメンバーは、慣れない環境でのワークとなるので、体力的・精神的に参ったり、パフォーマンスが極端に落ちます。それは、マネージャーの力量に依るところが非常に大きいです。

各メンバーが気持ちよくテレワークができるために、マネージャーができることはたくさんあります。毎日ダイレクトチャットにて1 on 1 meeting的なコミュニケーションをして、特有の悩みや問題点を吸い上げても効果的でしょう。メンバーと話してみると、思ってもみない悩みが出てきますよ・・。一人一人の悩みに親身に対応していきましょう。

マネージャーの力量次第、ということは逆に言えば、方法論さえ確率してしまえば、テレワークは成立するということを示します。

当のマネージャー自身も、今は混乱状態にあるとは思います。しかし、メンバーはもっと不安であろうと思われます。ぜひ、コントロールを確立し、この急に訪れたテレワーク環境を乗り切りましょう。