orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

企業のチェック地獄に物申す

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チェック、チェック、そしてチェック

最近、Webなどで、何とかチェックに答えさせられることはありませんか?。

満足度チェック、ストレスチェック、モチベーションチェックとチェックに事欠きません。

Webで答える形式がほとんどです。

1から5までの5段階になっていて、いい、どちらかというといい、どちらでもない、どちらかというと悪い、悪い、のような形になっています。

期待することと、現実の両方を聴いて、期待よりも現実の方が悪いと問題、というような設問形式が多いような気がします。

それを集計して、過去と現在を比べたり、組織ごとに比べたり。問題のある個人に接触しケアをしたりと指標として使われることの多いこのチェックですが、少し辟易するところがあります。

 

考察

このチェック。回答する人がどうつけたら点数が高く出るか、バレバレなのです。そして低いなら低いでバックオフィスが騒ぎ出すところまで見え見えです。

見える化したいというのはわかります。満足度にしてもストレスにしてもモチベーションにしても数値化し、それを良くするためにPDCAすることはあたかも仕事をしているかのようでしょう。

ところが、その見える化したつもりのその数値。本当に正しいでしょうか。

例えば、ストレスチェックについて点数が低いと、産業医と面談しろだのなんだの言って来られるのは目に見えています。

産業医と面談なんてしたくない。時間を取られたくない。また、ストレスチェックを受けるような人だと会社の人に思われたくない。

個人に対して、そんなバイアスがゴリゴリにかかります。だから、ウソのチェックをしてしまうのです。

モチベーションであれば、モチベーションが高い方が、経営層に好感されるのが目に見えています。だから何となく高くつける。モチベーションを高く見せようとするバイアスが起きる。

モチベーションを高く見せるのは、モチベーションが高いからだと判断されるかもしれませんが、逆に高いなら高いで、次回以降も同じように高く見せないとモチベーションが低くなったように取られてしまう。

満足度を低くつけると、なぜ満足できないのか営業から電話がかかってくるかもしれない。お世話になっているから本当は不満だけど、満足とつけておこう。

日々、昨今のチェック地獄を目の当たりにして、意味がないと思うときが多くなってまいりました。

もっと、個人のバイアスが働かないような調査方法を取り入れないと、見える化したものはフェイクなのかもしれませんよ?。高い調査料を支払ってそれにPDCAをかけても、あさっての対策しか出てこないかもしれませんよ?。

 

見える化は、見えないようにしてほしい

一つ、事例を持ってきました。

 

tech.nikkeibp.co.jp

いくら見える化を進めても、生産性や品質には目立った改善が見られず、むしろ、現場の作業者からすると、記録の増大やグラフ作成など、さまざまな手間が増えた。結果、「見える化=作業負荷の増大」という考えが現場に蔓延し、作業者がKPIの見える化に反発するようになってしまった。

 

この記事においては、見える化が行動につながらないのが問題とされていますが、私はそもそも、見える化するための手段こそ肝ではないかと考えています。見える化する対象が手を動かさなけれいけない見える化は、不毛である。

IT業界のようなデスクワークに関して、最近はWebによるアンケートチェックが横行し、それをデータ化し解析すること。そしてその数値を改善する手法ばかりが目につきます。しかし、本当に母集団である個人たちは、正しく数値化に協力していますか?。あたかもアリバイ作りのためだけに何とかチェックを導入していませんでしょうか。

意味のないものならやめてほしい。Webによるチェックに頼らず、個人が全く気付かない間に測定できるような手法が開発されて欲しい。せめて、Webによる自己回答方式が無意味であることが広く認知されればいい、と思います。