orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

世界を広げるためには、自分の得意分野を少しズラしたところに飛び込もう

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得意分野に固執するリスク

こちら、二日ほど前の記事ですが心に残っているので考察しておきます。

 

www.nakahara-lab.net

しかし、この強み(得意なこと)ー別の言葉でいえば「得意技」というのが、パワフルである反面、「大きな障害」にもなりえる時代を、わたしたちは生きているのかもしれません。

 得意技を連発ばかりしていると、それが相手に見破られて奏功しなくなる。
 変化が激しいので、得意技の寿命が、あまり長くは持たない時代を、わたしたちは生きている、ということです。

 

考察

新卒でIT業界に入ってもう二十年強経ちます。

変化変化の連続です。特にインターネットが爆発的に普及しはじめた時期と私の社会人経験がピッタリフィットするので、他の業界に比べても変化を真正面から浴びて来たと思います。

むしろ、今の方が変化が少ないくらい。かなりのレガシーな資産が生まれてしまったので新しいものに行くにもエネルギーが必要になってしまったのでしょうね。

ソフトウェアのサポート期限も、8年や10年など、かなりの長期間になってきました。この20年が波乱万丈なのに10年後まで面倒見てくれるのですから、どれだけ今が安定期に入ったのかを示す話だと思います。

さて、冒頭の得意技の件。とても染みるほどよくわかります。長い経験の間に自分の得意とするフィールドがわかってきます。ここならおそらく失敗なくもしくは他人よりも優れられるだろう。

もし選択肢があるとすると、何となく「過去やったことがある」「うまくいった」実績で得意技のある方向に人は行きがちだと思います。逆に、全く新しい分野や、実績のないフィールドは、やるかやらないかを迷います。選択肢というものはたまに現れて、そして経験があればあるほどそれを活かそうとする。

短期的なことだけ考えればリスクを避ける行動で正解なのですが、中長期的に言えばこの自分の得意分野だけで勝負し続けることはリスクです。というのは、世界が広がらないからです。狭く深く、は変化し続ける業界においてリスクです。では、広く浅くなのかというと、私はそうではないと思います。浅い知識は往々にして役に経ちません。

私がお勧めするのは、自分の得意分野のちょっとズラしたところに進んでいくこと、です。得意分野だと自認するところの周辺を探し、あまり詳しくなかったり経験していないところに飛び込んでいくのです。そうすると、自分の得意分野が生きる場面が出てきますので、そこで省力しながら未知の領域を攻めていくのです。

例えば、ネットワークエンジニアであれば、クラウドや仮想環境の仮想ネットワークを勉強してみる。プログラマーであれば、似ている言語を触ってみる。サーバーエンジニアであれば少しネットワーク部分にも関わってみる。

主婦であれば、料理教室に通ってみて知らない料理を勉強してみる。いつもは漫画しかよまないけどラノベでも読んでみる。ツイッターしかやらないけどインスタグラムを見てみる。

基本人間は、得意分野を探しそこに安定を求めがちになるのですが、人間飽きてきます。それでもそこにい続けると、まあシオシオのパーになるというのはわかるんです。だからと言って、全く得意分野と関係のないエリアに急に飛び込むとだいたいうまくいきません。今までの経験と少しズラしたところを常に探し、常に移動し続けることによって、狭く深くではなく、広く深くが達成できるのだと思います。

まあ、システムエンジニアがこうやって、自分の経験を活かしてブログを書いたり、フォロワーの私が知らない世界を学ぶというのは、少しズラした行動というわけです。

今流行の副業のタネも、こういった自分の得意分野と少しズラしたところにあるはずです。

 

ビジネスでも役に立つ考え方

個人の守備範囲だけではなく、これはビジネスの分野でも良い考え方です。自社の得意分野があるとして、いつまでもそこだけをやっていたら成長どころか退化してしまいます。競争相手も出てくるし、あたらしい技術に取って代わられるかもしれないし。そのビジネスの周辺を見つめ、どんどん新しい分野に進出していくのです。繰り返しますが飛び地ではいけません。周辺分野と得意分野が結びついてさらに事業が強化されていくのです。広く深く、は時間をかければできるのです。

仕事がループしてつまらないなあ、と思ったらそれは「ズラせ」という合図です。今の立ち位置を少しズラしてみましょう。多少の不安定を感じながらも、世界が広がることを実感できると思います。