orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

永遠に続きそうなものの正体

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紅白歌合戦やレコード大賞、箱根駅伝など、ずうっと続いている催しがあります。続けること、続いていることの価値は相当高いのは誰しもがわかると思いますが、この、何かを続けることについては秘密があるのではないかと思う次第です。

 

 

続いているものを評価するときに、「あの〇〇は変わってしまった」という人は多いです。昔は違った。昔の方が良かった。そんなことを言う人は多いのですが、もし昔とシステムも様子も変えないと、何が起こるか。消費期限です。何事も同じままでい続けて保たれるものなど何もないのです。同じフォーマットで延々と続けてもただただ、劣化し続けていきます。世の中の人々も環境も変わっていくので、それに合わせて変化し続けることをしないと、相対的に古くさくなっていきます。もし全く同じ内容を実施したとしても、です。

私が子供だった三十年くらい前に、「ドラえもん」は人気でしたがそれでも初期の作品と当時の最新の作品はやっぱり表現などに差があるなと感じたものでした。2021年でもドラえもんはまだ現役ですが、最近の作品を見るともう別物の内容になっています。それでも「ドラえもん」は成立していることを考えると、やはり変わり続けることを選ぶことこそが、継続に辿りつくと思っています。

先日、ジャニーズの嵐が活動休止を決めましたが、彼らも21年、嵐と言うフォーマットを形を変えながら運用したけれども、ここからまた要求に対して変化をすることが難しくなった、もしくはそのエネルギーを充電する時間が必要になったということではないかと思います。それぐらい続けるということの裏にある、変化し続けなければいけないという要求は、紅白歌合戦などの運営者が変わっていく媒体ならまだしも、嵐のような構成するメンバーは変えてはいけない条件が重なってくると、なかなか難しくなっていくのはわかります。

ビジネスでも会社でも、継続可能性を高めていくことが求められます。どんな市場環境、例えばコロナ禍でも成長している分野もあります。もし成長できないことがわかったならば業態転換を大胆に行い、現実に合わせて変化しないといけません。賞味期限がコロナ禍により一気に縮まったり、もしくは将来は成長するはずが一気に需要が高まり急成長に合わせて組織を急拡大しなければいけなくなった場所もあるでしょう。結局は、続けて行くことと変化できることは裏返しです。決して同じスタイルを頑固に続けることが、続けることの秘訣ではありません。むしろ変えない頑固さは、時として致命傷になります。続けるために変えることを選ぶのは一見矛盾していますが、結果としては変化への柔軟性を高めていくことが継続の王道と言えます。

2020年の紅白歌合戦は構成がいつもと様変わりしていたのですが、相変わらず視聴者が求める紅白歌合戦の品質だったと思います。変化を恐れないことで現在の社会状況でも継続できるフォーマットを勝ち取りました。一方で、過去のフォーマットを変えずになんとか継続した某番組の評判はあまり良くないものでした。これは、変化することに対する抵抗だったと解釈しますが、やはり中身を大きく変えるべきか、もしくは今年は中止を決断し環境が元に戻るのを期待すべきか、どちらかだったのかもしれません。

Twitterなどで「今年は〇〇を継続したい」という抱負を見るたびに、この継続には表向きの意味と、裏の意味がある。変えないことではなく変え続けることが継続のコツ。変え続けられないと諦めたときこそが、終わりのとき、です。