バージョン5.6のサポートは2018年末で終了
PHPは多少関わったことがあるのですが、かなり昔でPHP5.3の時でした。当時は5.5というのが最新だったので、それでインフラを整備してアプリチームに引き渡したのですが、「動かん!5.4にして!お願い!」と言われ、5.4を再度インストールし直した思い出があります。
今は5.6が最新ということですがこのサポート期限が2018/12/31ということです。2018年もあと8ヶ月というところ。世の中のPHP5のサイトがどれくらい残っているのでしょうか。
世界には何でもあるなと思った次第ですが・・。現在のPHPウェブサイトの統計がありまして。
なんとまだ85.5%がバージョン5。
なお、PHPは、リリースから、アクティブサポートが2年間、その後セキュリティサポートが1年間、合計3年間のサポートをするというのがポリシーのようですね。
RHEL/CentOSにバンドルされているPHPは?
はい、RHEL6系は5.3系、RHEL7系は5.4系がyumにてインストールされます。こちらはRed Hat社がOSのサポート終了までセキュリティパッチをリリースすると言っています。
Red Hat Enterprise Linux における PHP のサポート - Red Hat Customer Portal
※要Redhat Account
RHEL6系のサポートは2020/11/30、RHEL7系のサポートは2024/6/30までありますので、古いバージョンを安定的に使い続けるのでしたらこちらが最も安心ということになります。
各バージョンのサポートを確認できるページ
下記のブログにて必要な情報をまとめてくださっている方がいらっしゃいます。
ライブラリ等まで揃っていますので、大変便利なサイトかと思います。
話はWordPressに飛び火する
WordPressは日本で一番使われているオープンソースのCMSですが、PHPで動いています。上記のOSがサポートしているPHPを使っていなければ、注意が必要です。
このように、適切にバージョンを上げるプロジェクトも始まっているようです。WordPressのコミュニティはもうPHP7にしようよ・・と思っているみたいですね。確かに5.2から最新の7.2まで動くWordPressを作り続けるのは至難の技だな・・。
まとめ
いろんなライブラリも含めて最新のバージョンを使い続けるのはなかなか大変そうな印象です。定期的に、今利用しているバージョンとサポート期限をチェックする運用が必要でしょうね。新しいセキュリティ攻撃も日々発生していますし、サポート切れが思ってもないリスクを引き起こすことがあります。PHPのWEBサイトは非常に多いし、もう4月になりますので、注意喚起も含めて記事を書かせていただきました。