orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

重要な判断をする前に48時間の猶予を設けよ

 

この土日、あってよかったな、と思う。

 

平日だったらすぐ動いて、すぐ変えてしまっていたかもしれない。

私は今、重要な判断をすることを迫られていて、かなり考えて出た結論のようなもの、がある。その結論通りに導けば、きっといろんな人がうまくいくようになる。仕組みの変更、と言うべきか、そういうことをやらざるを得ない場面に遭遇してしまった。

ただ、大きな変化を伴うので、プロセスを間違うと色んなことが同時にうまくいかなくなる恐れがある。実行には慎重さが必要なのは間違いない。

目の前に問題があり、早く楽になりたい、というので結論に飛びつきたくなるのだが、そこにたまたm週末があった。土日があった。

さすがに土日は仕事という意味では何もできないので、その結論について何度も考察を繰り返している。休めばいいのにやっぱり気になって、ふと考えてしまう。

そのうちに、色々出した結論に対して気になるところが出て来た。結論を進めるとしても、もっとソフトランディングで対応できるようにならないか。また、話を切り出す順番も、もっといい方法があるような気がしている。

何事もスピードが大事だし、変化に合わせて柔軟に変えていくことも大事で、すぐやれ、は全て良いものと思いがちだが、そうではないこともある。大きな決断こそ、時間をかけた方がいい場合もある。

決断を先延ばしにすることはストレスなので、つい、すぐ動きがちになる。だからこそ、土日の存在はラッキーだった。土曜日は外に出かけてとりあえず、仕事のことは考えなくてもいいように遊んできた。頭の片隅ではいろいろ考えていたけど。今日はじっくり家にいて考えている。

おかげで、拙速な方法は取らなくて良さそうだ。修正点が見つかった。

結論は正しいとは思うけれど、やり方はいろいろある。そして最も安全な方法を選ぶ必要がある。慎重さが必要である。

 

大きい決断は、本当は色んな人の意見をきいてゆっくり決めた方がいいけど、あんまりやり過ぎると相談した人たちが勝手に横で話し始めて制御できなくなったりもする。だから、ある程度結論まで見通しながら、話を聴くとしても全体として時間をかけず、そして素早く結論を決めなければいけない。

だから、始めてしまったらすぐに話が転がり始めるので、話の順番やその話す内容が大きな影響を与える。順番を間違えて誤解が生まれることなんて日常茶飯事である。

事前にやっている、ああでもないこうでもない、は「計算」であると思う。将棋指しが先の何百手まで考えるのと似ていて、現実世界でも次の一手を何百通りも頭で考える。これには「時間」が必要だ。頭がずっと計算を、時間をかけてやり続けている。

今回体感して、この計算に「48時間」かかる、と思った。24時間じゃ足りない。何しろ拙速な行動で「やらなきゃ良かった」「言わなきゃ良かった」とならないために、2日間は我慢してストレスに耐えよう。悩むほどでもないならすぐにやってしまえばいいが、悩んでいないと言うことはそれほど重要な判断ではないのだろう。逆に、48時間以上かけるともうそれは悩みすぎ、行動しなさすぎ、なのかもしれない。