orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

人に嫌われにくい生き方

 

人に嫌われてもいいから自分らしく、自分を優先しよう。自分を出さないで人に合わせて生きたって、我慢ばかりで自分の人生ではない。

そんな自分中心主義、自分ファーストは現代の特徴ではあると思う。言論の自由のようなものに人々は敏感で、自分が言いたいことを言えないような状況にはヒステリックに苛立つ。ネットはいつも、汚い言葉にまみれている。リアルの世界では、さすがに皆が勝手なふるまいをするとすぐにいさかいが起こるので、我慢して人に合わせながら、裏では悪口を言い合っているようだが、知らない振りをしているので平和が保たれている。

自分らしく、というのは究極的には絶対に実現できないお題目である。自分らしく生きている人ですら、自分らしく生きているキャラクターをかぶりつつ、引くべきところを上手に引き、華麗なフェイントを繰り出して一点突破するような機敏な動きで、人々の自由な言論を交わしつつ猛進するような荒業を日々繰り出している。

間違いなく、相対する人数と、人との交わりの深さの掛け算で、嫌われる可能性は上がって行く。もはや数学的に計算できるのではないかと思う。

 

だからこそ、自分らしくありたいと思うのなら、できるだけ人と関わらないこと。関わるとしても浅い関係を堅持すること。この2つが絶対的に重要である。

全くの知り合いではないならば、嫌われようもない。できるだけ近づかない。接点を作らない。それでは生きて生きようがないので、ほんの少しだけ口を開けるのだが、入ってくる人間には慎重に審査する。この人はずっと味方でいてくれるかどうか。自分らしさが最も重要であり、それを阻害するような人は近づけてはならない。

どれだけ人間がいても、自分にとっては記号と変わりない。自分と関係者で人生が形作られているのは誰しも同じである。関係者を無造作にしておくと、いずれ、大変な人間関係トラブルで消耗するのがオチである。

人間関係リセット症候群と言う言葉がある。

 

medical.jiji.com

誰かと常につながっている状態に疲れて、今まで築いた人間関係を突然断ってしまう「人間関係リセット症候群」。正式な病名ではないものの、SNSのアカウントを削除してしまう他、休職や転職を繰り返したり、音信不通になったりするなど看過できないケースもある。

 

この記事では、SNSを捨て去るような行動が強調して説明されているが、実際は関係ごと消し去ることを言うと思う。それは、自分の人生を関係者が阻害するケースが乱発し、自分でコントロールできなくなったときに起こりがちである。疲れた、というのは、自分らしくいられないことが許容値を上回ったことを示す。

結局はここまで追い込まれるのであるならば、初めから関係しない方が良いと思う。ものすごく慎重であること。新しい関係の拒否はしないものの、距離を取る。浅ければ浅いほど良い。

そんな浅い関係で、かつ広めに人々と知り合っていけば、孤独感にさいなまれることもないと思う。リスクを極力取らず、人々とは疎遠に付き合っていく。

何を冷めたことを・・と言っているように思うが、自分らしさ優先であり、エネルギーを自分のために使いたいと欲しているからこそ、このような結論にたどり着いている。