orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

続いて行かない日本

 

当たり前のように、春には桜が咲き、学校には新入生、会社には新卒が入社し、会社は右肩上がりに成長し人数が増え・・、定年で退職していく先輩がおり、新しい職場や進路に進む人もおり。

そんな日本のイメージは、本当に続くものなのだろうかと最近思っている。田舎育ちで、その田舎自体がもう全く形が変わってしまった・・いや、そうじゃないか。古いものが古いまま放置され、人だけが減っていく。だから形は変わらず中身が無くなっていくというもの。それを都会の人たちよりも先に知ってしまっているから、都会の人々はかなり呑気だと思う。むしろ都会の人口そのものは増加傾向なのは変わらず、ということは地方を衰退させつつ大都市が栄えるという状況の中で、都会しか見ていないと今後の日本のイメージを大きく見失うことになる。これ以上このままの形で続くことは、物理的にない。

都会は安泰ではない。そろそろ都会に人が流入するエネルギーも減衰してくる頃。国全体で当たり前だったことが当たり前じゃなくなっていく時期が年々進んでいるのではないか。

会社自体は成長するけど成長を支える人がいなくなる、ということが起こるとき、本当にどうするのだろうと思う。事業は健全なので、どこか引き受けられるところに売られるのだろうか。私としてはそれでもいいと思う。そろそろ、小さなところが寄せ集まって規模を拡大し、生産性を上げて対応していかないと、必要とされる生産ができなくなるんじゃないか。

小さな会社がたくさんあるのが日本の特色だけど、それでは賄えない現実がそこまで来ている気が本当にしている。それぞれに経営陣がいてバックオフィスがいて・・とやっていると無駄が多すぎる。同じような会社がたくさんあるのだから、相性のいい会社同士でどんどんくっついた上で、規模を大きくしたことでできる生産性向上・合理化を進めるべきだ。

小さい会社でも社長は社長なので、会社数が減ると社長も減る。だから減らないんだろうな。社長は社長として振る舞いたいものね・・。でも社員が物理的に確保できないのであればどこかで嫌でも、この手の合併話を考えないときっとやっていけなくなると思うんだ。

会社の利益うんぬんより、事業存続と言うか、お客様が困るのでこの仕事を一緒にやってくれる人を探すのがこれまでは、中途採用に頼って来たこれまでの歴史なんだけど、もはや取り合いを通り越して誰もいなくなった。活躍している人は活躍しているのであり、そういう方達と一緒に仕事をするためには、どんどん業務提携していかないと社会の変化についていけなくなる。その傾向が日々日々強まっている。業務提携した後、相性がいいようなら会社ごと一緒になり合理化していくべきだ。経理も法務も人事も総務も、両方で持っていたら無駄が多い。

今後、激変することがほぼ確定的な日本。変わらないと呑気な人々の先回りをして、いろいろと準備しておくと、きっと勝ち筋も見えてくるだろうとは思っている。