orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

どうやったら、一度始めたことを継続し続けられるか

 

何か大きな仕事を成し遂げた人の特徴として、長く続けられている、という共通点がある。始めて1年でマスターになれることはあり得ず、コツコツコツコツ続けて続けて、結果が出ようが出まいが意に関さず、周りがどんどん辞めても自分は続ける。その結果どこかで花開き、結果が出るというパターンはよく見る。

始めてもすぐに心が折れて辞めてしまう、という悩みはよくきくので、対策を考えてみようと思う。

長く続けられる、人生をかけてやりたいこと、を見つけるためにはどうしたらいいか。世の中にはたくさんの選択肢があり過ぎる。どれにしようか迷っているうちに時間だけが過ぎていくし、その中で、えいやと思って選んで選択が本当に正しいのか。なかなか結果が出ず苦しい思いをすると、これじゃなかった、次を選んでみよう、となる。もしくは別のことで忙しくなったときに時間を作るために犠牲になってしまい、そのうち疎遠になり気づいたら辞めてしまっていた、ということもあるだろう。

だから、1つのことを続け切るというのは、かなり大変なことなのだ。例えばこのブログは5年半続けているが、だんだんと、続けていることそのものが価値になってきた。客観的に言って頭がおかしいと思う、2018年から記事の本数は、820本、635本、538本、452本、677本と書いてきて、今年はきっと730本予定。本人も全記事、何を書いたか思い出せないほどだ。

中身は徐々に変化してはいるが、続けていることによって、その異常さのようなものが個性になってきたように思う。1本そのものの価値が、それまでの継続が裏付けとなり上がって行くことを感じられてよかった。

ただし、私が、何でも続けられると思ったら大間違いだ。小学生のときに、お習字教室に入会して1日で辞めてしまったことを思い出すぐらい、続けられることとそうでないことの差は大きい。始めたことを全て辞めないわけじゃない。

むしろ、簡単に始めることをしない。始めたらどうなるのかをよくよく考えて、続かなそうならそもそもやらない。何でもやってみよう、ではない。勝たない勝負はしない、という考えに似ている。一方、例え始めたことでも、これは違うと思ったらズルズル考えないでスパッと辞める。

つまり、色々な活動を経て、続けられること自体を見つけられるかどうか、がポイントである。続けられないことを忍耐の力で長く続けること自体が無駄だと思う。

続けられたときに満たしている、大事な点が3つある。

 

①生活の一部に組み込めること。

②義務感が第一で続けていると、そのうち自分のためにやっているのかわからなくなる。義務感だけが残ったら、速やかに辞めたほうがいい。

③継続によって成長曲線を描ける手応えがあること。

 

楽しんでやることという意見も聴くが、私はブログを書くことを楽しいとは思っていない。ただ、もう生活の一部として組み込めたので、食事や風呂、睡眠のようなものだ。生活習慣って、楽しい、という類のものではないでしょう?。でも、義務だ、と思ってやる感じではない。人生の一部であるというだけのこと。

義務感だけが残るということは、選んでしまった後悔をしたくないから、無理やり選んでよかったと思い込んでいる状態でしょう。誰にかっこつけているか訳が分からないので、時間を使わず辞めたほうがいい。

モチベーションは、続けることと成長曲線の相関関係だと思う。やればやっただけうまくなっていく感じがするか。成績がよくなるとか、短時間でこなせるようになる・・とか。続けるということは自分の莫大な時間を捧げることになるから、それによって結果が、少しでもいいのでついてくれば続けられる。

 

では、この3つの条件をかなえられることをどうやって探すのか。

これは、日々の周辺の状況をつぶさに観察し、チャンスを探すしかない。そこで焦ってなんでもかんでも手を出そうとしたらいけない。時間が無くなるからだ。時間の無さは余裕を失くさせ、そして判断ミスを誘う。生活の一部にできなくなる。続けられない理由が忙しさになり、義務感が勝つようになり、そして伸びなくなる。

始めることはとても慎重に。そして始めたら軌道に乗るまでは力を注ぎ、数か月、1年経ったときに振り返り、これを継続するか、再度考える。

なかなか始めるまでは慎重だが、始めたら集中的に時間を投下し、続けられうるものか評価する。撤退することを常に頭に入れ、義務感でズルズル続けないようにする。もし幸運にも3つの条件が当てはまるなら、これはもう、継続していくしかない。

 

そう考えたら、長く続けられることを見つけることができたことって、幸運以外の何物でもない。これは狙ってできることではない。トライアンドエラーを繰り返して近づいていくしかない。そして、見つけたと思ったら、逃がさないのが大切だ。