orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

忙しい人物に向けられている視線

 

今、すごい忙しい。

ところが、部署以外の人に「忙しいんです!」と説明しても何か響かない。「儲かってるんですね」じゃない。仕事をやっとのことでまわしていて、営業時間内はマルチタスクでお手玉状態だ。ただ、生産性はすこぶる良くて、品質もいいので残業はしない。

そうか、残業していないから「忙しいって言ったって残業しないで帰ってるやん」って思われているだけなのかもしれない。忙しいと伝える相手の方が勤務時間は長そう。

でも、どう考えても客観的に今受けている仕事をリストアップすると、尋常じゃない数をさばいている。一般的にはこんな量をこなすのは、もっと人手と時間が必要なんじゃないかな・・。私自身はそう思う。

仕事を頂けるお客様も、もっと時間をくれたらいいんだけど。クラウドは使いだしたらすぐお金がかかるので、早く仕上げてくれ、となる。一年かけて作るより、一か月かけて作った方が費用は12分の1になるからね。気持ちはわかる。

結果的に短納期の仕事がポコポコ生まれて、それをバット10本くらいを一人で持って(持てないけど)ペチペチ同時に打ち返しているという状態を、私は忙しい、と言っている。

きっと、関係ない部署からは、パソコンを触っているだけにしか見えない。顧客とのやり取りも課題管理ソフト上で行うので、電話もしない。Web会議もない。傍目には、単なるパソコン野郎である。

で・・いつも決まって定時に帰るから、きっと私の忙しいというセリフは、「忙しいアピール」に思われているんだろうな。ちゃうねん、忙しいんよ。信じてよ。

ここ一か月ほどは、そんな状態が継続しているので、状況には慣れて来たけど、こんなん誰でもできるもんじゃないですからね。どうするんだろ、こんなに仕事を私単独に任せちゃって・・とはよく思ってるけど、その点に関しては誰も触れようとしない。

振ろうとしても相手から「忙しい」って言われるのが、はかない。

 

おそらく、真の意味で周りを動かす忙しさって、

・残業時間が、法律違反の限度に近づいている(物理的)
・精神的に不安定になっているのが、言動や行動等で懸念される(視覚的・聴覚的)
・仕事の品質が極めて悪く、仕事がまわっていない(定性的)
・仕事の量が明らかに処理できない(定量的)

こんなところだろうか。

見事に、私は全部当てはまっていないので、きっと「忙しい」と言う言葉が誰にも響かないのだ。

つまり、「残業がほぼなくて、本人はいたって元気で、仕事の品質がよく、仕事の量はよくわからないが定時で帰っているから大丈夫だろう。」と言ったところか。

ぐぬぬ。

じゃあ、私は忙しくないのだろうか。めちゃくちゃ効率性を重視して、他人の何倍もの生産量を品質良く生み出すことができたとして、それがとても頭の計算を使うとしても、忙しい、では伝わらないのか。

 

確かにそうやって考えていくと、忙しい、を言うのは違う気がしてきた。

他の言葉を選ばなければいけないのかもしれない。

「業務時間に休憩する暇がないです」

うーん、弱い、弱すぎる。仕事しろって感じだもんな。

きっと、他人には忙しいなんて言わず、涼しい顔していた方が良さそうだな、というのが今の結論(忙しい)。