orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

システムエンジニアとしての最短習熟パターンを考えてみる

 

なんだかしっくり来た話があって、最近、IT業界でも、何かを学ぶ方法って色々ありますよね。無料教材でも探せばいろいろあるし、モノによっては、このオンラインレッスンを数時間受ければ、あなたもフリーランスで年収一千万みたいな売り文句も見たことがあります。

他の業界から見てると、IT業界はデスクワークで完結するし、人とあまり関わらずコンピュータを触っていたら高収入でうらやましいとも思われるかもしれません。

で、じゃあ、もし私が実際他業種にいて、未経験で挑戦するとしたら今ならどうするか、を考えてみたいと思います。

 

まず、ITパスポートの勉強をします。私が未経験でIT業界の企業に新卒入社したときは、基本情報処理技術者試験から入りましたが、それはパソコンを趣味にしていたから付いて来れたんだと思います。

正直、ITパスポート、昔は初級アドミニストレーターって呼ばれていましたが、何のためにあるのかなって思ってた試験でした。基本情報処理技術者試験が内容を含んでいましたからね。ただいきなり基本情報だと重いので、まずはITパスポートというのはアリなのかもな、と最近の若手を見ながら思っています。

ITパスポートの次は基本情報処理技術者試験。ここまでは鉄板の勉強ルートです。で、この勉強ってほぼ座学なんですね。コンピューターを触らない。だからこそ効率がいいです。本だけで勉強が完結するって実は効率がいいんですよ。だって動画見たりしたら平気で1時間2時間経っちゃうじゃないですか。本だったらわかってる部分は軽く、分からない部分はみっちりできますからね。また、本は外出中でも読める。

 

 

 

で、情報処理技術者試験の勉強をしながら、一方でパソコンを購入した方がいいと思います。OSがどうなっているか。MacOSでもWindowsでも基本は同じですが、仕事だとWindowsを使えたほうが無難かなと思います。

パソコンを持たずにIT業界に居続けるというのは、私には想像がつきません。

なお、パソコンで、Microsoft WordやExcel、PowerPointの使い方はマスターしたほうがいいですね。どの会社でも標準ツールとして圧倒的なシェアを持っていますから、仕事をするなら当然の知識となっています。

 

 

その中で、もしタッチタイピング(昔はブラインドタッチと言っていた)ができないなら、身に着けておきましょう。

基本はパソコンの入力が仕事なので、始めのうちにキーボード入力が速くなっておくと全ての仕事のスピードが高まります。とにかくコスパのいいスキルです。

 

azby.fmworld.net

 

パソコンも色んな使い方はありますが、OSの教科書みたいなものを一冊読むといいかもしれません。案外歴史があって構成されているものもおおいので、この辺りの理解が、情報処理の勉強とも重なって、相乗効果で勉強になります。

 

 

 

 

ここまで来たら、開発系(プログラミング)に行くのかインフラ系に行くのか、大きく進路が分かれてきます。好みの問題ですが、それぞれどんな仕事をするかはつかんで、選択したほうがいいです。

全くの好み、なので、プログラム作るのが好きな人、コンピューターを触っているのが好きな人。それぞれの興味で進んで行ってください。どこに行ったって需要はありますが、好きでもないことをするのは苦痛が伴います。

 

 

IT業界には、いろんな役割があり、たまに何でもできるフルスタックエンジニア、なんて話題になりましたが、無理ですよ。できるとやるは大違いです。1つの役割でもスペシャリストになってしまうと、他のことはやれませんよ。できたとしても、誰かにお任せするチームワークがこの業界のスタイル。取りまとめ役になったら、取りまとめばかり1日やることになります。

だから、どんな役割があるかを見定めて、勉強する内容を自分でカスタマイズするのがポイントです。

 

以上ですかね。良さそうな本も紹介しておきました。

かなり序盤の話ですが、あんまり近道はなくって、一個一個進めていくのが一番距離が少ないです。変にショートカットすると、後々、基礎ができていないために全然能力が伸びなくなることは間違いないです。地道に行きましょうね。