orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

約束だけは破るな、破るくらいなら約束するな

 

人生のチート方法だと思うのだけど、人との約束を守っていれば人生なんとかなると思う。この人は約束を守るんだ、と思われることの強さ、数、その総量が本人のブランドを作る。言葉を疑われなくなるので、いちいち「なぜ?」と言われなくなる。値切られなくなる。あなたが言うなら本当ですね、わかりました、となる。それを積み重ねることで、自分のブランド力は強まる。長く生きていて積み上げる人は、晩年、伝説のようになる。

約束と言ってもいろいろある。

会議の時間に遅れない。納期を守る。借りたものは返す。約束したこと以上のことをやり遂げる。非礼なことせず礼儀を守る。

約束を守るか守らないか。たいていのことは守るのだけど、よく世界を見渡すと、人間はなぜか守らないことがある。人間っておかしいね。約束したなら守ろうよ、と思わない?。

わざわざ約束を破ると言うのは、相手との信頼関係はもういらない、と宣言しているようなものだ。仮にうっかり忘れていて約束が守れなかったときは、相手に丁重に謝るべきだ。ごめんなさい。気を付けていたのについつい忘れてしまいました、と。次はこうしますから申し訳ないです。そうやって、信頼をつなぎとめる。企業が何かやらかしたときは、こうやって謝って世間に許してもらおうとする。

ま、いくら許してもらっても、相手が別の人に、あの人は約束を守らないって言いふらしてしまうのかもしれないが。信頼も伝播するし、不信も伝播する。

一方で、約束を破っても謝らないなら、もうそれは、関係破棄と同等だ。謝る方が不快、あなたとの信頼関係は不要だ。そう言わんばかりなので、それなら約束なんて初めからしない方がいいよね。約束は相手をよく見てやろう。

約束を守る方がいい、それはそうだ。では、守れる確率を上げる方法はあるか。

できない約束をしないこと。できないことは逆立ちしてもできないのだから、約束した時点で負けである。

自分の利益にならない約束をせず、安請け合いは避けること。やってみたら自分が損していたという約束なんてよくある。でも請けたからにはやり遂げなければならず、とても自分自身が辛い思いをするし、その結果続ける心が折れることも。

できないことはできないとはっきり言うこと。たまに、気持ちを前面に押し出して、「できます!」と言うものの、できないと完全に信頼を失くす。口だけ、となる。

できることでも、自分に何のメリットもないことはやらないこと。何でもできます、やります、とやっていても、何のメリットにもならないこと、ある。相手に騙されていることもある。約束する時にはよく考えよう。

そして、迷った挙句受けてしまったら、精一杯やり遂げること。約束してからグチグチ言っていても無駄なだけである。やり遂げた後に反省することだ。

世界は、約束のネットワークで周っている。それは、子どもの頃に思っていた以上の強度さで、しかも地球規模だ。どんな法律や文化であったって、約束を軽々しくしている国は一つもない。

どんな立場、身分、年齢、職業、であっても、約束の大事さは一つだ。大事にしていけば未来に積み上げていける。約束を守り、自分のブランドを向上させていこう。