orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

秋葉原に行ってPCパーツを買う時代は終わったのかな

 

この前、秋葉原に行ったんですよ。最近メモリーやSSDの値段が暴落してると聴いて。それで実際、SSDがすごく安かったもので買ったんです。家に帰って増設してみて、性能的にはすごく気に入ったんです。

が。

Amazonで同じ商品を調べたら、1,000円安い値段で売ってるじゃないですか。しかも、マーケットプレイスの販売元は、私がそのSSDを買った店そのものでした。ぐぬぬ。

ってことは、初めから秋葉原に行かず、Amazonで注文してた方が安かったんじゃあるまいかと。

そりゃないよ、と。私は秋葉原って、ECサイトで買うよりも安い値段で売っていて、それは送料がかからないからだとばっかり思い込んでいました。直接取りに行くような感覚で秋葉原に行ってました。交通費払ってでも安いか、と。

しかし、ECサイトの方が安いのなら発想が逆転します。店で買うというのは、その不動産を維持する費用が必要だし、在庫も店に置いておかなきゃいけない。店員の人件費や電気代もかかる。結局、店舗営業の方がコストかかる一方で、ECサイトだと倉庫に置いておいてすぐ発送する分、そっちの方がもはやコストがかからんみたいな時代が既にきているということですよねこれ。

秋葉原に行っても、PCパーツ屋の数はピーク時から比べると随分減ったように思いますし、パソコンの街じゃなく、アニメだったりサブカルだったり、いろいろごった煮の街になってます。そして、街全体は外国人観光客がたくさん戻ってきて、平日から盛り上がっている状況です。

つまり、安いからって行く街じゃなくなってるんだな、と。現品が見られたり、詳しい店員とお話できてパーツを選んでもらえたり、そういう接客サービスが欲しい人が行くんだと。で、だからこそECサイトよりも少し高くなって当たり前、みたいな感覚を持ちなおさないといけないのかなと思いました。ECサイトだと直販も含めて競争相手が多いので、逆に安くなる。

また、ECサイトでもいずれ、AIで接客を実装しそうな雰囲気もありますが、AIはウソを平気で付くので、まだ秋葉原の店員さんたちの方の知識が相当上だと思います。ただ、時間の経過で差は詰まっていくんじゃないかなという感覚はあります。

きっとリアルで買い物することのメリットは、人と人とのコミュニケーションが発生することそのもの。信頼とか信用とか、そういう泥臭いパラメーターの交換が、客に取って価値があるということ。いわゆる、人間による接客サービスを求めて秋葉原に行くぐらいしか理由が無くなるんじゃないかなと思います。

もしくは、店とECの価格を完全一致させるとかね。そうすると、とりあえずは現品を見ることと店員さんがいることがリアル店舗のメリットとなってわかりやすい。

まあ、今回はたまたま、ECの特価品を、リアル店舗でたまたま掴んじゃって高く買わされちゃったのかもしれないけど、「リアル店舗の方が安い」という思いこみが打破されちゃったのは少し衝撃でした。

高い買い物しちゃったし、交通費はかかったし、くやしいなと思いつつも、勉強代にはなりました。気を付けよう。今後リアル店舗で買う前に、Amazonで値段チェックしよう(今さら感)。