orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

いつしか誰しも、会社からアウトプットを望まれる年頃になる

 

40代後半にもなると、目の前の50代のことに興味しんしんとなってくる。

 

news.yahoo.co.jp

 世界で大規模なリストラが報じられている。日本の正社員は「解雇しにくい」ことで知られているが、本当に大丈夫なのだろうか。人事ジャーナリストの溝上憲文氏が「これからクビになる社員」を3種類解説するーー。

 

本当に大丈夫なのだろうか。

大丈夫であってほしい。大丈夫になるためにはどうすればいいのだろうか、ってよく思う。このままの自分で50代に突入していいのか。

だから、こういうタイトルの記事、今後流行るだろう。

さて、じゃあ煽っているだけかと思いきや違っていて、特に思い当たる節のある話があった。

 

ではどんな基準で選別するのか。真っ先に対象となるのが非管理職だ。さらに技術系と事務系の2つでやや異なる。技術系について建設関連会社の人事課長は「会社が必要とする技術やスキルを持ち、若手に指導できる人は残ってもらい、そうでない人が対象になる。また、必要とするスキルの持ち主であっても、他人に教えようとしない一匹狼タイプは対象になりやすい」と語る。

 

私はIT系で、技術系だがすごくよくわかる。

「会社が必要とする技術を持つ」

「若手に指導ができる」

確かに、この2つが生き残るためのポイントになるように思う。40代後半の今から新しい分野に取り組み新しい事業を起こす、とやってもそれを引き継ぐ人がセットで大事になる。何をやっても、次の世代を育てることが確実に、必ず付いてくる。

今の大きな事業の根幹的な技術について圧倒的な知識と経験があるとしても、それで単に黙々と仕事をするだけであればまだ、20代30代が手を動かしたほうが先がある。だから20代30代を指導して戦力にすることができる50代、のほうがよほど会社の未来への貢献になる、ということになる。

20代30代は、資格取得などの「インプット」が大事とされることが多かった。いかに会社が必要とする技術を身に付けるか、についての話題はネットをいつも覆っている。40代からは徐々に、学んだことを活かして業務上重い責任を持ち結果を出すことにフォーカスしていくようになる。インプットもアウトプットも程よいバランスが求められ、結果にコミットすることが中心になった。

じゃあ、50代もそのままでいいかと言うと、私の解釈だと、50代がキラキラしているような組織は、下の世代がふやけてしまう。そりゃ、経験豊かな人が仕事をしたほうが結果を出せるのはわかるけど、若手にチャンスを与えないと育たないだろう、その通りである。自分ができるからって仕事を次々とこなして「すごいだろう」ではないのだ。

そこで必要なのが「アウトプット」だ。知っていることを若手に伝えていく。ここで、人によって上手、下手が出てくる。あの方に、若手を数人付けたら短期間で戦力にしてくれる。こういうタイプがきっと重宝される。若手が新しい分野うんぬん言う前に、基本を授け、学ぶ力自体を与えてくれる人だ。そういう人は若手からも圧倒的な支持を集め、全体として業務が潤滑にまわるのは間違いない。

50代になってからアウトプットの能力を高めようと思っても実は遅い。突入する前に準備が必要だと思う。これは資格取得など、勉強するだけでは伸びない能力だ。どうすればいいか。

ひとまず、私の経験では、莫大な効果があったのがこのブログ執筆。このブログのように狂ったように投稿するのもどうかと思うが、定期的に作文するというのは良いと思う。初めはなかなかうまく書けないかもしれないが、継続すると何か効果は出てくるものである。確実に仕事に活きてくる。

その他、いろんな「創作」に関わるいろんなジャンルはあるので、個々人の興味で選べばよいと思う。優良なコンテンツを受け取り続けるだけでは、アウトプットする能力は伸びない。コンテンツを作る能力を伸ばす、という努力を多くの人はやっていないと思う。差をつけて50代に突入したいなら、アウトプット能力の伸長、大事だ。