orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

定期的な在宅勤務で客観的に自分自身をモニタリングしよう

 

オフィスにずっといて、リアルタイムコミュニケーションが中心である人は、自分の感情と、自分の行動の間にタイムラグがない。感情が発生することとほぼ同じタイミングで行動が伴う。だから、感情と行動の関係を冷静に考える暇がないと思う。そのため緊張している心理状態が長時間続く。感情的な行動で失敗しないようにするためのエネルギーが常に必要だからだ。そして年齢が上になると段々行動を咎める人が減ってくる。そのため感情をそのまま行動に移して失敗したと感じること自体が少なくなってくる。

これが、加齢とともに感情のコントロールができにくくなると言われるメカニズムなのではないかと思う。激昂する老人、と言えば具体的だろうか。経験を重ねたのに、感情をコントロールできなくなるのはなぜだろうと疑問に思う人もいるかもしれない。いや、コントロールできなくなるのは感情ではない。行動だ。

感情と行動をシンクロさせるのは、私は危険だと思っている。感情は常に動物的、本能的なものでありコントロールするべきものではないと思う。感情はそこにあるのだ。問題は、それを客観視したうえで行動に反映しない制御ができるかどうか、だ。怒りや悲しみ自体を失くそうとする努力をするから心の健康を崩してしまうのだ。そうではなく、自分の中に怒りや悲しみが現れたことを認めるとともに、その感情をどう解釈し、そして後悔のない行動をすること。ここまでが、普段の生活の中で自然とできることが、現代人には求められていると思う。

繰り返し言おう。感情のコントロール、ではないのだ。感情の次の話。感情に対する行動のコントロール。これを間違えてはいけない。

これをオフィスにいる場合、目の前に人がいてすぐに反応を求められるのだから、瞬間的に行動に移さなければいけない。それが当たり前の世界にいると「自分は感情に対する行動のコントロールはできている」と思い込んでしまう。しかし、実はそれは不正解だ。いろんな人が、著名な方でも間違っているじゃないか。世に起こるパワハラのほとんどがこの間違いだと私は思う。権限の強い方は行動の咎められることが少なくなるので、どんなことをしても許される、こんな悪い感情(怒り、悲しみ)を引き起こした相手が悪いのだ、と行動が制限されないままエスカレートするのである。

オフィスばかりで働いていると、緊張状態が高い状態が続く。感情と行動の関係をふさわしくしなければいけないと心の底で思い続けるとすり減っていく。そこで、在宅勤務を推奨したい。在宅勤務の間は絶えず油断できないことないので、心が疲れにくい。その上で、何らかの感情が起きた時に行動に移すまでに、ひと呼吸置けるのである。強い感情が起きた時に一度深呼吸もできる。そして行動に移すか検討する時間もある。そうやって自分自身の中の、感情と行動の相関関係を客観的に見直すことができるのだ。こればかりはオフィスではできない。

そうやって、オフィス勤務と在宅勤務を往復していると、自分が感情に支配され衝動的な行動をしないかどうかを定期的にチェックできる。在宅勤務の時に感じたことを反映してオフィスで働くことができる。そういった相乗効果を最近、実践していて感じるのだ。オフィス100%はとても心が疲れやすいし、行動に余裕がなくなる傾向がある。衝動的に動いているとストレス解消にはなるが、同僚や部下は大迷惑でもある。

年齢が高まると、自分の周辺に注意してくれる人はどんどん減ってくるから、自分自身が客観的に自分を観察し、自省をしていかなければいけない。そのためにも、定期的な在宅勤務の活用を推奨したい。