orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

アウトプットに対する意識を変えよう

 

休みの間に、勉強しようって話がありますよね。

勉強するってことは、インプットです。自分の中に何かを入れる行為。

そして、勉強と言う枠をできるだけ広く取ろうということもよく言われます。仕事で使う技術の勉強だけではなく、色んな体験をして新しい刺激をもらい、そこで新しい知見を得ていくみたいな話です。映画を見たり。小説やマンガを読んだり。ゲームをしたり。旅行をするとか。

ただ、これらも、インプットの話ですよね。

じゃあ、アウトプットとは何でしょうか。社会人の場合は仕事をすることでしょうか。その結果に対してお給料が支払われます。専業主婦(主夫)の場合はお給料はありませんが、家事をやって家庭生活が平和に運営され、そして配偶者がお金を得てくるところまでがアウトプットになると思います。

生活において、インプットとアウトプットってつながっていると思うんです。

厳しい話、お給料が少ないということはアウトプットの価値が認められてない取引をしているということになります。

だからお休みの日にインプットの量を増やし、お仕事においてアウトプットの品質を上げるということにつながるという思考です。

私は既に、この休みの日にインプット、仕事でアウトプットというスタイルに違和感を持っていまして、この考えの打破こそがたくさんの人に求められているんじゃないかと思っています。

まず、アウトプットを会社の業務時間にやらなきゃいけないと思い込むこと。これは公務員の副業禁止の場合は法律でしばられているのでしょうがありません。ただそれ以外は、業務時間外でもアウトプットはできます。

アウトプット=働く、でもありません。例えばこのブログでも一つのアウトプット。そして少ないながらも収入があります。始めはありませんでしたし、誰が始めても収入になるかはわかりませんが、アウトプットであることは確かです。

そんなことをやる時間もないよ・・という方は、仕事の拘束時間や体力的な負荷が強いんですね。それで収入に困っていないならそのままでいいと思います。ただ、もしそうではない場合は、その仕事、本当にアウトプットの場としてふさわしいでしょうか。余暇でアウトプットができない、仕事ではアウトプットの価値を認められず低収入。これでは余白が少なすぎませんか。

また、余暇にインプットしか見ていない人にも警告です。アウトプットの場を会社だけに求めると、会社が揺らぎそうになったり会社があなたを見限ろうとしたとき、どうしますか。転職で新しい場を見つけられたらいいですが、会社を変わっていきなりアウトプットできるかについては、リスクがある話ではありませんか。

それより、業務時間にインプットすることも考えませんか。余暇にしているインプット、それは業務時間にもできることではありませんか。そして余暇のアウトプットの時間を増やしてみませんか。

つまり、休みの日にアウトプット、仕事でインプット、という逆のスタイルを、部分的に持ち込んでみるということです。

仕事時間にインプットする、というのは別に資格の本を机に広げて勉強することを示していません。仕事の内容をカスタマイズし、できるだけ新しい分野に手を付けていくことです。新しい分野をやるためには勉強しなければいけませんが、これを業務時間に並行してやるんです。大変ですけど、効率いいと思いませんか。

余暇は勉強するだけじゃなく、逆にアウトプットも考えてみてください。副業と言う言葉が独り歩きしていますが、いきなりお金にならなくてもいいです。健康づくりでスポーツを始めて、なにか目標に向かって努力して、その体験をブログや動画にしたらアウトプットです。できればアウトプットにはお金が伴うと、よりモチベーションが上がります。

よいアウトプットは誰かが欲しがりますから、そこに金銭が生まれます。稼ぐ稼ぐと思うから失敗するのです。人のためにつながるようなアウトプットを自発的に行う。そうすると、アウトプットすることが仕事と関係なくできるようになります。

それが、同時に仕事にも還元されます。アウトプットをプライベートにもやっている人は、アウトプットを出す能力も上がるんですね。仕事の評価も上がるんです。

仕事もプライベートも、いっしょくたにインプットとアウトプットをパラレルにできるようになると、アウトプットを起きている時間ずっとできるようになる思考ができるので、会社に依存しない道の第一歩になります。

労働基準法が規定している一日8時間の労働時間は、会社に対して縛りを行っているのであり、個人に対してではないですからね。それが、人のアウトプットする時間まで縛っていることになるとしたら、完全に思い込み、バイアスではないでしょうか。

アウトプットに対する意識、変えてみてはどうでしょう。