orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

ソフトウェア、時間が経つとなぜ朽ちる

 

構築の仕事をしていると思うのが、入れたときはピカピカで、OSも最新で、アップデートチェックを書けても「最新です・・」って出て、ミドルウェアも然りで、最新のソフトウェアたちを組み合わせてるから何年かは大丈夫だろという気持ちにいつもなってる。

これが、3年くらい経つと様相は一変する。華々しい新製品の発表。新バージョンのご案内。・・とともに、旧製品の取り扱いについてみたいな情報が降りてくる。これが怖い。サポート切れが明確になる。切れても使い続ければいいじゃない、安定して動いているし永続ライセンスだから、入れた時のバージョンで維持していけばいいのよ・・。そう思ったこともありました。

しかし、そうはいかない。サポート切れの向こう側を今週見てしまった。新しいハードウェアでは旧製品は動かない。インストーラーが止まる。止まる?おかしい!と言ってもサポート切れ使ってるあんさんがおかしいんですわ、と公式サポートも微笑。せやから新しいバージョンに上げんといかんのよ、って調子。

ソフトウェアを導入して、そのバイナリーは変わんないのに、周りの状況、ハードウェアや仮想基盤、OS、連携しているミドルウェアも含めて、どんどん改変されて新しくなっていく。そのときに古くなったソフトウェアは現行の基盤では動きませんよ、だなんて。

安定したシステムはパッチも当てずバージョンアップもせず寝かせておく、という思想は昔はあったさ。でももうダメだね。そのシステム、ハードウェアが壊れたら新しく作り直せるの?。新しいハードウェアに新しいソフトウェア入れて、その上でその古いアプリケーション、サポート切れだけど、ほんとに動く保証ある?。

また、このサポート切れという概念、二段階くらいある。切れた直後の製品は、バージョンアップパスを考えてくれてたりする。こういう風にして最新化してね、そしたら動くし保守費用払えばサポートもできる、って。でも、そこで最新にしなかったら、次のバージョンアップで2世代前になる。この2世代前という状態、もはや開発ベンダーからは切り捨てられているのと同様。むしろ互換性もありませんと。運が良ければ、2つ前のものを1つ前のものにバージョンアップし、そして最新化することはできる。でもそこまで気を遣っていないベンダーもいる。もう入れなおせ、と言う具合だ。

ちょっと昔、Windows 10が出た時、最後のWindowsです、もう11は出ず、定期的に大型のWindows Updateをやるので、永久に使い続けられますみたいな話があったけど、業界もそういう時期はあった。けど、儲からないんだねこのモデル。バージョンアップし続けないといけないのはもう常識になりつつある。

ソフトウェア業界は、海外中心に買収も盛んで、この前はVMwareの件が話題だったけど、もともとVMwareもたくさんのソフトウェア会社を買ってラインナップに入れ込んでいる。そこで、親企業の考え方で、急に製品が名前を変えたり売り方を変えたり、いろいろある。たまたま導入したソフトウェアがそういうことに巻き込まれて、サポートサイトが変わったり手に入っていた情報が入らなくなったりだ。このようにサポートがあるソフトウェアですらうすら寒い状況なので、サポート切れのソフトウェアを使うってのは、相当リスクがあることなんだなと痛感した次第だ。ソフトウェア自体は変わってないのにね。モノじゃないから朽ちたりもしないはずなんだけど、不思議だよ、古くなるんだね。