orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

SNSの意外な効果 都会は甘くないことが地方に伝わり地方の魅力が再認識される

f:id:orangeitems:20211204160825j:plain

 

地方経済が活気づいているようです。良いことです。

 

www.nikkei.com

地域から都市部への人口流出が続く中、UターンやIターンなどといった積極的な就労支援で地域内の若年層を増やそうとする動きが活発になっている。沖縄県や群馬県では29歳以下の新規就労者がこの5年でおよそ3倍になった。取り組みを探ると、地域の未来が見えてくる。

 

私は田舎から出てきて都市部に住み着いたほうなので気持ちがよくわかります。

とにかく田舎に居ると負け組というのは、誰も言わなかったけれど、ほとんどの人がそう思って行動していた方に思います。子どもが自分でそう思うのではなく、親が状況を見て子どもにそうさせていたように思います。

街から人が消え都会に吸い込まれていく現象を当たり前のように感じながらも、逆に都会に住みつつ田舎に行ってみると、なんて過ごしやすそうな環境の良い街なんだろうと思うことが多かったです。しかしむしろそこに住んでいる人たちはどうやって過ごしているんだろうと疑問にも思いました。

都会を正確にジャッジしてみます。都会には本当にたくさんの人がいますが、競争がめっぽう激しいです。都会に来れば成功するかと言うと絶対にそんなことはなく、給料が上がらないのに生活するためのコストは高く四苦八苦している人も多いです。住居も身にあった価格の物件を探そうとすると働く場所から遠ざかってしまう。しかも最近のコロナ禍でテレワークを経験した多くの人の中に、通勤を懐疑的に思う人も増えました。昨今満員電車も復活しようとしていますが、なるほど、辟易することも多いです。結構むちゃくちゃな環境で暮らしているなと思います。

視線を変えて最近はSNSが普及し、メディアに踊らされず都会の様子を地方から確認することができるようになりました。たくさんの人が都会にいるだけあって、都会であるからこそ幸せになれない層の人もたくさんいます。その方たちの叫びは地方にも届いています。ああ、行けば幸せになるわけじゃないんだ、と。テレビに映るキラキラした風景はその一端であって、生活し一定水準まで登るにはかなりの努力と運が必要なんだ、という情報を、日本全国でシェアできるようになりました。例えば、都会に行くと言っても県庁所在地まででいいのではないか。都会のいいところも、地方のいいところも併せ持っている。しかもインターネットの発達で地方と都会の情報的な距離も狭まり、瞬時にコミュニケーションができることは間違いありません。

こうなってきたときに、一定の割合で地方に留まる人数は増えます。そうすると地方の人数が減らなくなるので地方の住環境が良い事と併せて、ビジネス的にも見逃せない地域が生まれてきます。都会からも投資が流入し、地方によってはこれから成長していくかもしれない。その状況がますますいろいろな場所で発生すれば、わざわざ競争の激しい首都圏に、生まれ育った故郷を離れて厳しい勝負に挑む必要も薄れるということです。

都会は明らかに飽和状態で、今からやるべきことは新しい街の開発ではなく、古くなった街の再生です。都会は完全に飽和していて最適化を図ることが為すべき道です。もう地方の流入を必要としていないというのが、住んでいて思うことです。土地は限られているので、タワーマンションなどで無理やり天に地面を伸ばして凌いできたのですが、完走としてはいい加減にしろ、です。あれが自然な解決方法だとは断じて思いません。また、人が住むには狭すぎる専有面積。もうほんと、都会は折り返し地点を考えるべきとき、です。

地方は地方で自立し成長するチャンスが到来したし、ほんと、生活するにはよっぽどいい環境なんだからどんどん地方は自信を回復し経済を大きくしていってほしい。

そう、田舎から出て来た都会民は、この30年の首都圏生活を振り返ってそう思います。