orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

コンパニオンのいる宴会に思うこと

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市議会議員がコンパニオンも呼んで宴会をやっていたというニュース。

 

www.chunichi.co.jp

愛知県西尾市議会(定数三〇)の自民系最大会派「市民クラブ」に所属する市議十四人が、十八日夜に市内の旅館で飲酒やコンパニオンを伴う懇親会を開いたことが分かった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府は感染リスクが高い五人以上での会食を控えるよう呼び掛けており、ほかの会派から問題視する声が出ている。

 複数の出席者によると、懇親会には市民クの所属市議十七人のうち、長谷川敏広議長ら十四人が出席。十二月議会が閉会した十八日午後六時前〜七時半の二時間弱、マスクを着けたコンパニオン三人も参加して会食した。中村健市長や自民党の青山周平衆院議員(比例東海)はあいさつだけして帰った。

 

例年なら普通の風景なのでしょうが、このコロナ感染拡大を社会で止めなければいけない時期としてはあまりにも自制に欠けている。それにしてはクラスターになっていないようで良かったですね、と言う普通の感想です。

まあそれはさておき、このコンパニオン。私も数回、コンパニオンがいる同様の宴会には参加したことがあります。どの地方でも同じとは限りませんが、私がヒアリングをした様子だと、地方ではコンパニオン自体は個人事業主契約が多いとのことでした。働いただけ収入になり、週7日みっちり働いて、お金が貯まったらまとめて休みを取る人もいると聞きました。また、その地方ごとにコンパニオン派遣を取り仕切っている事業者がいるとか。会社員ではないので基本給などはなし。コンパニオン同士は知り合いではなく、現場で同じ人に何度か会って存在は知っている、ぐらいの面識だそうです。ただ現場には必ずリーダー役が決められていて、統制を取って動くのだとか。

私のようにサラリーマンで正社員で長年働いていると全く別世界だなと思いつつ。個人事業主でプロジェクトをハシゴしているシステムエンジニアもいるので、もしかしたら参考になるかもしれないと耳を傾けていたものです。

このコンパニオンという言葉って、いったいどういう意味なんだろう・・、ということで辞書の意味を調べてみました。

 

 

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companionの意味・使い方・読み方 | Weblio英和辞書

 

 

基本的な意味としては、仲間・友達・道連れ、のような意味であって、カタカナで言うコンパニオンとはニュアンスが違うんですよね。むしろ市議会議員同士、サラリーマンで言えば仕事仲間、同僚をコンパニオンと言った方がしっくりきます。

接客業における、「話し相手」となり接客する人のことをコンパニオンと言う場合、もう完全に仲間感はないです。だって、初めて会った場合がほとんどですからね。

私自身は仕事などの取っ掛かりが無ければ人見知りをするタイプなので、コンパニオンが近くにいて話をするのはむしろ苦痛に近いのですが、他人を見ているとそうでもないようで、何しゃべってるんだろうと思っています。だいたいは自己紹介だの普段どうしてるのかとか自分のことを話しているうちに時間なんて経っちゃうのでしょうが・・。

何の意味がある?って(笑)。

これは接客業全般に言えると思うのですが、会話を楽しむということに対して、「誰でもいいか」と言う変数が人によってばらつきがあるのだと思われます。誰でもいいが強めなのは、都会的だと思います。私は田舎出身で相手のことをよく理解してはじめて会話が深まると思っていました。しかし都会では、人がいっぱいいて匿名化された存在のように扱われるので、近所づきあいも希薄でとても住みやすい。その一方で、深いコミュニティーに属するのは努力が必要だったりします。田舎だと強制的にコミュニティーにインしないと暮らしていけないと記憶しています。

仕事になれば、仕事自体が目的なので人見知りも無く「誰でもいいか」という変数も高めなので、コミュニケーションは得意ですけどね。いざプライベートに近い接客サービスのような場面になると、「誰でもよくない」と思い、コンパニオンがいるような飲み会は積極的に参加したいとは私は思いません。

コンパニオンの話から、都会・田舎の特性、コミュニケーション文化まで話が及びました。ほんと、人それぞれで価値観はバラバラで、そんな私もブログで長文がかけるので、話ができないわけではありません。

苦手とは言え、異世界の人と話をするのは勉強になることも多いので、こんな宴会一つで全国ニュースになっちゃうような期間、早く過ぎればいいなと思います。