三月はかなりの会社が年度末ということで、来月度から新年度入りです。
で、どうもいろいろと不穏な話が聴こえてきていて、調子が悪いながらもなんとか一年やってきた、みたいな事業がかなり整理されて、四月からは運営母体も変わってしまう、なんて話を耳にしました。
結局、コロナ禍終わらんやん、ということが全てなんですね。今年度は我慢するよと。しかし来年度はコロナ禍終わるなんて希望的観測で事業継続できない。縮小したりはたまた辞めたりなんて話がどの会社でも飛び交っている雰囲気をひしひしと感じます。
もう三月ということもあり、これまでは秘密裏にされていたいろんな話が実行に移されます。ええ、残念、なんて思ってももう決まったことで、そこには私情もへったくりもありません。
緊急事態だから、って言ったって、こんなにだらだら続いたらこれが日常だと思いませんか?。で、これが日常だと思った瞬間に、こんなの永遠に続けてられない!、なんてやるせない気持ちが生まれてきます。
都知事は、今週末の解除には懸念を示しているそうです。
東京都の小池百合子知事は2日午後、都庁で報道陣の取材に応じ、7日までとなっている首都圏4都県に対する新型コロナウイルス緊急事態宣言の解除について「スケジュールが間に合っていない」と懸念を示した。
都は新規感染者数(1週間平均)を前週比7割に抑える目標を掲げているが、小池知事は最近の状況を「8割、9割に近い」と指摘。その上で「その分、スケジュールが間に合っていない。医療や検査の体制を整えつつ、皆さんには食事の時に飛沫が飛ばないような工夫をしていただくなど、もう1段、ギアを上げないと、間に合わないという事態が生じているのではないか」とした。
これは、予定通りの解除とはいかないかもしれないですね。
ひょっとしたら、三月では終わらないのかも。
終わったとして、去年の秋くらいの「終わった感」は出るのかな?。
二度あることは三度ある。今年は、このままだらだらオンラインな生活が続いていくのかもしれないな。
という仮定のもとに企業が立っているとすれば、もはや赤字垂れ流しの企業は、いつか戻るだろうとも言えなくなる。また拡大するときはそのとき考えるとして、今は縮小しなければいけない。そんなマインドがいざ実行されようとしている、三月です。
でも実際、ここから緊急事態宣言を未来に引っ張って行ったら、いろんな企業は持たなくなるんじゃないですかね。持たないなら復活しようがなく、休業が廃業になり、社会全体が、目まぐるしく来月、来年度、いろいろ変わってしまうような予感が生まれました。
IT関連は直撃は免れているものの、問題は4月以降です。ユーザー側の傷つきがシステム削減だの予算削減だの飛び火してきます。クラウド関係なども、テレワークで調子いい時間は過ぎ、次は、このサービスは使ってないとか、プランを下げるとか。はたまたもう使わないだの、いろいろありますよこれから。
ITってのは、それだけでは産業にならないんですよね。非ITのユーザーに使ってもらってナンボで、その非ITで調子がいい製造業はまだしも、サービス・アパレル・飲食・小売の一部・観光など、えらいことになっているのは周知の事実です。一周遅れでITの分野でも影響が広がってくるのは必至で、それが見えだすのが四月からではないでしょうか。
ああ、特効薬が急にできないもんかなあ(ない)。