orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

商売の基本は、顧客に対して誠実であることだが

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KDDIの新プランを総務大臣が批判している話、興味深い。

 

k-tai.watch.impress.co.jp

 非常に紛らわしい発表だと思う。先般、消費者庁の2大臣会合でもあったが、利用者がわかりやすく、選択しやすいやり方を求めてきた。

 最安値と言いながら、他社と結局同じ値段というのは、もっとわかりやすい手法をしっかり考えていただきたいというのが私の気持ち。

 「そのなかに通話料が含まれていない、それによって2480円」という料金なのか、「単に同じ条件で2480円」なのか。そこをはっきりしないまま、国民に対して500円安い2480円だったのか。すべて同じ条件と思わせるやり方については非常に残念だと考えている。

 以前から申し上げているように、選択しやすい、わかりやすいやり方をしっかりやっていただきたい。利用者が契約したとき、使ってみたときと条件が違うじゃないかというトラブルが起こらないよう、あらかじめしっかり丁寧な説明をして、無用なトラブル起こらない状況を期待したい。

 

商売の基本は、顧客に対して誠実であることだとは思います。

しかしこれは表向きの話。ビジネスを継続するためには誠実と不誠実の間、グレーゾーンを駆使しないといけない場面は散見されます。

携帯料金の体系については、非常に不誠実なのは明らかです。非常にわかりにくくて、得だの何だの言っている割には、かなり高い料金に結果的になってしまうように設計されていました。いろいろと駆使すれば安くはなるのですが、駆使するだけの知恵を付けなければいけない時点でそれがコストであり、全ての人々が追随することはできません。

表向き、格安プランをチラチラさせながら、結果的には一人当たりが支払う平均の金額はある程度のレベルになるようにするというのが、きっと携帯会社が考えていることでした。

その商売方法が不誠実であるために各社何をやるかというと、大量の広告宣伝費を使って企業のクリーンイメージをテレビで流し続けます。サービス自体とはほとんど関係がない、印象重視であり、有名な好感度の高いタレントを何人も採用し物量作戦で、不誠実なイメージをかき消します。どの企業もそうでしょう?。

これは、消費者金融もそうだし、たばこもそうだった。商売内容に不誠実があると言う認識をしている企業は、その不誠実を改めるのではなく、CMを打つことであたかも誠実であろうと言う雰囲気を醸成しようとします。お酒だってそうか。

携帯プランの発表会だって、妙ちくりんなブランド名を作ってみたり、シンプルだのトッピングだのKDDIは言っていましたが、まあ、基本はこれから、基本料金を安くした分どうやって他のサービスで消費者からお金を頂くか、毎日会議していると思います。

商売の基本は誠実、ですが、お金をもっと頂こうというのは不誠実をはらんでいます。この間のバランス調整について、あまりにも目に余るので今回ついに総務省からの指導が入りました。

やはりそれでも、私は商売の基本は誠実であることを信じたいです。各社これから競争とはなりますが、「騙し」がないキャリアが勝つことを祈りたい。そしてCMでのブランドイメージ競争で各社がお金を使うより、その分を携帯料金の値引き原資に充てて欲しいものだと切に願います。本当に。