インプレスで住居の記事を読むことになるとは思わなかったので意外感。
一般に、マンションのサッシや窓ガラスは、外壁や階段と同じマンションの「共用部」にあたる。交換などのリフォームをしようとすると、管理組合の合意が必要になり(細則による)、全戸改修するのかどうか、その費用はどうするのかといった話に発展してしまい、かなりハードルが高い。この物件も、フルリフォームして販売されていたにもかかわらず、サッシだけは古いままだった。一方、サッシの内側にある木枠からは「専有部」(所有者が購入した部分)であるということは事前に確認しておいた。
そこで騒音対策として、5つある窓をすべて二重サッシ(二重窓、内窓)にすることに決め、内見が終わった段階で、二重サッシ化することを前提に準備を進めた。
この記事は「騒音」に対する二重サッシの記事です。
一方で、実は私の家の自室も二重サッシにたまたましていました。もう数年使っているのでその効果はよく知っていますのでコメントします。
二重サッシ、私が一番効果があると思っているのは、気温が安定することです。
どうも私の部屋は建物の構造上風の通り道となっているようで、部屋の二つの窓(対面になっている)を開けるとゆるやかな風が通り抜けます。暑い夏は熱風だし寒い冬は冷たい風です。これが24時間吹いているので、どんなに窓で遮断しても部屋全体を暖めたり冷やしたりしているようです。
これに対して内窓に二重サッシを設置した結果、内窓と外窓の間の空間がクッションになるようで、部屋の温度が安定するようになりました。一番いいのは朝晩の気温です。夜中にものすごく温度が下がる現象があってこれが抑えられました。
二重サッシがないときは、とにかく特に朝方寒くなるので暖房を駆使していたのですが、部屋の中でも寒いところと温かいところがまだらになり、非常に過ごしにくい部屋で体調も崩すことがあったくらいです。
また、湿気も風に乗ってやってきますので、部屋がカビくさくなるのもあったのですがこれも改善されました。二重サッシで風を遮断することで部屋を密閉することができるので余計な湿気を部屋に入れません。
もちろんインプレスの記事の通り、遮音効果もありますから外の音が穏やかにもなっています。もう二重サッシの生活に慣れ過ぎて昔はどうだったか思い出せなくなりましたが、もう二重サッシ無しには戻れないかな、と思います。
私が使っている二重サッシですが、LIXILにお願いして設置して頂きました。
今年の春にテレワークばっかりやっていた頃がありましたが、長期化することを踏まえて、二重サッシの部屋をテレワーク場所にしました。
テレビ会議だとよく話すし、人が長時間いるとどうしても生活音が出ます。できるだけ快適にするための一つのアイデアとしては二重サッシ、結果論とはなりましたが付けておいて良かったなというアイテムの一つです。
部屋自体をいじることなく取り付けられることもあり、家に対する投資としては効率のよい部品だと強く思います。
・部屋が外気にあてられて気温が一定しない
・湿気が入り込み、日当たりが悪いのでカビやすい
・外の騒音が気になる
と言う場合にご検討してみてはいかがでしょうか。リフォームほどはお金がかからないのでお勧めです。